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SAMURAI密着日記

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南アの「旅」スタート!!

[6月5日20時@ジョージ]

家を出てから27時間。南アフリカにやっと辿り着きました。いやはや、遠かった。
6月3日午前10時に都内の自宅を出発。成田空港からマレーシア航空に乗り、コタキナバル経由、クアラルンプール乗り換え、そしてヨハネスブルグへ。到着したのは南ア時間4日午前6時(日本時間同日午後1時)でした。

まずはネルソン・マンデラさんの巨大ポスターがお出迎え。こういうのは、気持ちが安らぎます。
眠い目をこすりながら荷物を受け取って、到着ロビーへ。おっといけない、到着ロビーには危険人物がウヨウヨしています。
ということで、外に出る手前にある両替所で南アの通貨であるランド(1ランド=約13円)をゲットしました。我ながら朝から冴えていました。

案の定、到着ロビーは朝から雰囲気がよろしくない。大勢いるポーターが、次々としつこく声を掛けてきます。
世話になるつもりがないのでここはスルー。すぐに国内線乗り場に移動し、ケープタウン行きの南アフリカ航空に乗りました。
このチョイスも成功でした。南ア航空のクルーは、南ア代表の黄色いユニホームを着ているのでなんだか楽しい気分になります。それに、ケープタウン空港はヨハネスブルグ空港と雰囲気が全然違う!怪しくない!

さて、風光明媚な都市として知られるケープタウンで最も有名なのは、何といっても喜望峰です。バスコ・ダ・ガマが発見したこの地は、南アを訪れるほとんどの人々が来るという名所。ただ、ここには甘いストーリーばかりがあるわけではありません。
1920年代のこと。闘莉王のおじいさん(広島出身、昨年ご逝去)が乗った神戸発ブラジル行きの船は、この喜望峰を経由する航路を取りました。船内では赤痢が発生。
おじいさんは命からがら、ブラジルにたどり着きました。
そんなこんなで一人感慨にふけっていると、親善試合で闘莉王とドログバが接触して、ドログバが右腕を骨折したというニュースが流れてきました。しかもその後、今野が悪質なタックルでヒザを痛めたと……。
首尾よく始まったと思った南アの旅ですが、やはり一筋縄ではいきません。波乱万丈が予想されるsamurai密着日記は、日本代表がジョージ入りする明日から本格スタートです。

(文 矢内由美子)

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