恵みの雨の立役者は?
[6月9日18時@ジョージ]
昨年6月にあったコンフェデレーションズ杯では、各国から集まったメディア関係者から「南アの通信速度は伝書鳩並みの遅さ」と酷評されいました。
さすがに本番が近づき、通信環境は大幅に改善されているはず……なのですが、ここジョージは、ベースキャンプ地ではありますが、試合会場があるわけではありません。
ということで、5日午後にジョージ入りしてからというもの、毎日、通信環境との悪戦苦闘が続いています。
端的に言えば遅い! のですが、突然切れてしまうことも多々ありまして。
すみません、昨日のsamurai密着日記が書けなかったのは、そういったことも理由なのです(と言いわけですね)。
さて、ここジョージは、深刻な水不足に悩まされています。昨年から続く雨不足で、今年のここまでの降水量は、過去132年間で最悪とのこと。「シャワーは3分以内」など、私の泊まるゲストハウスにも張り紙がありました。
ところがきょう9日は、朝から土砂降りでした。相当な雨量です。気温も昨日より10度低い12度で、寒暖の差がありすぎて、体調管理も難しい。
けれども、ジョージ市民にとっては恵みの雨でした。「ワンダフル!」「エクセレント!」と、太っちょでかわいらしい宿の女主人もご満悦でした。
ところで、岡田監督は『雨男』と呼ばれているそうです。雨男は嫌われることが多いのが常ですが、ジョージでは大歓迎の様子。「岡田監督はきっとミラクルを起こすわ」と、女主人も笑顔でした。
(文・矢内由美子)
