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遂に開幕を迎える2010W杯!
先日テレビで放映された中田英寿氏と本田圭佑選手の対談を見た方はどのぐらいいらっしゃるでしょうか?

二人の共通点はともに、日本人としてはめずらしいくらい自己主張が出来ること。
そんな二人の対談がテレビ放映されるとあり結構な注目も集めていましたが、見て聞いて僕が感じたのは、改めての中田氏の偉大さ!
叩かれる事も、持ち上げられる事も、それらを含めフットボール界の酸いも甘いも経験してきた人ならではの意見にうならされました。
と同時に思ったのはドイツ大会で中田氏が浮いてしまった本当の理由も解った気がする。
恐らくヒデが言っていた事は正論であろう。多くのサポーターも賛同すると思うが、僕が感じたのは日本人の持つ良い所を否定してしまう気がしてしまった。

オシムが言った『日本人らしいサッカー』。これってお互いを尊重出来て相手の良さも理解し、そこに本当の意味でのリスペクトを持つ事だと思った。
僕も外国人の友達は何人かいるが、彼らが言ってくれる日本人の素晴らしさは、我慢が出来る事や、本音を言うと相手を傷つけてしまう事への気遣いで自分を押し殺せる事。
こういった点をコンプレックスとして持ってしまってる人が多くいると思うが、これって充分過ぎる程、素晴らしい個性だと僕は思います。
良く出てくる『世界と闘う為には』とかいうよく分からないキャッチコピーに踊らされてはいけないと思うし、そこで自分達を否定してはいけないと思う。一人称が『僕』『俺』『私』『おいら』等、これだけ多彩なものを使いこなすのは日本だけだ。
日本人としての良い所、、、ここをもう一度深く考えて本番に臨んでほしい。
サッカーの本場はヨーロッパ?
かもしれないがそこにすべてを委ねる必要なんてありゃしない。我々は日本に生まれ日本で育ち、ここでしか学べない事を多く学んで来たはずです。
自信をもって日本人としての良さを発揮してほしい。
個があるのは大前提として敬う気持ちを持って一丸となれば絶対勝てるはず。

エトーは代表なんて俺のキャリアに必要ないと言ってるし、ファンペルシーはチームメイトをスタメンから外せとか言ってるし、ベントナーは不思議ちゃんだしって考えてくと日本が3勝する事に別に何のサプライズも感じない。
ぎりぎりまでもがいている日本代表ですが、もがいたからこそ出せる物で勝って下さいませ。それでみんなに『ねっ、日本ってやるでしょ』って胸張って言わせて下さい!
どこぞの国の週刊誌には日本がベスト4を目指すのは馬鹿げていると言われたが、実際にやってみないとわかんないさ。僕は高校生の時、DJのプロになると言った時に皆から無理だと言われたがなった。
信じないとなれるものにもなれません。悲観するニュースが多過ぎるが選手達には絶対に自分を信じてやって欲しいと思います。特に軸として走って来た中盤の二人の選手には。

※本コラムは隔週金曜更新予定です。感想はこちらまでお寄せください。