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SAMURAI密着日記

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早くもデンマーク戦対策に着手

[6月17日18時@ジョージ]

 ひさびさに気温が20度に迫りました! 暖かいことはいいことだ!

 19日のオランダ戦に向けた本日の日本代表の練習は、冒頭25分間のみ公開で、その後50分間は非公開で行われました。

 こういった場合、公開されている時間帯にやるのはアップ程度の軽い内容。報道陣を締めだした後に、戦術的な練習を行います。

 練習後の岡田監督の話によると、非公開の時間帯にやったのは10分×2回の紅白戦。10分と言っても、岡田さんが気になる場面があればその都度笛を吹いて止めていたとのことで、実質は6分を2本やった程度だとのことです。

 加えて、綿密に行ったのがセットプレーの確認でした。強豪のオランダを相手に、流れの中から点を取るのは現実的に難しい。けれども日本にはいいキッカーが何人もいます。闘莉王や中澤佑二といったヘディングの強い選手もおり、セットプレーは貴重な得点源なのです。

 練習後の岡田さんの囲み取材で「お!」と思ったことがありました。

 「カメルーン戦は98%、高地順化ができていた。次のオランダ戦は低地(のダーバン)が会場なので問題ない。今既にその次のデンマーク戦(1600メートルのルステンブルクが会場)に向けて再順化の準備に取り組んでいるところです」

 再順化の手法とは、つけると低酸素状態になるマスクを着用して、宿舎内で数時間を過ごすことです。オランダ戦に全力を注ぎつつ、勝負のかかるデンマーク戦を見据えた調整に着手しているとは。さすがですね!

 岡田さんは「勝利のためなら周りに何を言われようが気にならない」と言っています。策士ぶりに拍車がかかってきた指揮官にも注目です。
(文・矢内由美子)

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