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[6月22日午前3時@ヨハネスブルク]

　写真は、今大会でこれまでに取材した試合のマッチチケットを並べたものです。観客と同じように、僕ら記者も試合ごとにFIFAからチケットを手配され、そこに記されている席に座って試合を観戦しています。

　基本的には一般のチケットと同じデザインですが、一般の観客チケットは黄色なのに対し、僕ら報道陣のものは青色と、色だけが異なっています。

　写真の一番右が今日のスペイン対ホンジュラスのチケットですが、中央付近に「32」という数字が書かれているのは見えますでしょうか?　W杯では開幕戦の「1」から決勝の「64」まで、全試合にそれぞれ日程順にマッチナンバーが付いています。この「32」というのが今日の試合のマッチナンバーです。

　全64試合中、32試合目。つまり今日のスペイン対ホンジュラスの試合で、今回のW杯もちょうど折り返し地点にやってきたのです。とはいうものの、6月11日の開幕から7月11日の決勝まで31日間に及ぶ大会は、まだ11日間の戦いを終えただけ。日程的には約3分の1といったところです。

　第2戦までを終えたグループリーグ。E組のオランダ、G組のブラジルが2連勝でグループリーグ突破を決めた一方、E組のカメルーン、G組の北朝鮮は2連敗で敗退が決まりました。まだまだ続くW杯の戦い。7月11日に残っている2チームは、いったいどこになるのでしょうか。

(文　西山紘平)