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SAMURAI密着日記

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選手のご家族も滞在延期

[6月24日26時@ラステンバーグ]
 最高の試合を見せてもらいました! 日本代表のみなさん、おめでとうございます! サポーターのみなさんおめでとうございます! そして、みんなみんな、ありがとう!

 観衆は意外に少なく、2万7967人でした。ラステンバーグのロイヤルバフォケン競技場は、最寄り空港のヨハネスブルク・タンボ国際空港から200キロ近く離れているため、なかなか行きにくかったと思います。

 でも、それだけに、この歴史的瞬間に立ちあえた感動は大きいものでした。

 立ち上がり、日本はトマソンのマークに手を焼きました。トマソンと言えば2002年ワールドカップで大会得点ランク4位の4ゴール。33歳となった今も、素早い動きだしから裏を狙うプレーで、DFラインを脅威に陥れます。

 2002年の大会時には、デンマークチームがベースキャンプを張った和歌山県で大人気でしたよね。
 そのトマソンをしっかりマークしたのが阿部勇樹でした。今大会、阿部はその“ポリバレント性”を随所に発揮しています。デンマーク戦では4-2-3-1でスタートしたものの、トマソンへの対応のため、試合中に4-3-2-1に戻しました。

 試合ごとに違った役割を与えられ、それを完璧にこなす。いろいろなポジションができるというだけではなく、懐の深い対応力を見せています。
 
 スピードのある方ではない闘莉王は「トマソンが怖かったので、阿部ちゃんがマークしてくれて助かった」と感謝していました。

 スタンドでは選手のご家族も声援を送っていました。決勝トーナメント進出で、帰国の予定を延期した方々もいらっしゃるようですね。

 29日のパラグアイ戦は、何が起こるか、本当に楽しみです。世界は既に驚いていますけど、こんなものでは済みませんよ!
(文・矢内由美子)

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