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蹴れるって素晴らしい by DJ KOHNO フロム ケツメイシ

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ミライに向かって
by DJ KOHNO フロム ケツメイシ

いよいよクライマックスを迎える2010年W杯。今大会ではこれまでの様々なジンクスが見事に破られていきました。

開催国の決勝トーナメント進出や、欧州、南米大陸以外での開催で優勝するのは南米だとか、他にもバランドールの呪いや、とりあえず調べていきジンクス通りに見ていくと優勝の可能性があったのが、パラグアイ、ウルグアイ、チリだったわけで、準決勝までウルグアイが来た時にはジンクス通りなのかと思いましたが、オランダが見事な勝利で決勝進出決めましたね。
ふと気づいたのが今大会、オランダ相手に最小失点で抑えたのが日本だけという事実、これは凄いですね。決勝はスペインとの対決になり、前評判、人気ともに抜群の両チームの対戦ですので非常に楽しみな決勝戦となりました。

そして今大会で日本が見せた戦いには、多くのメディアが良い評価をしてくれたのは非常に大きいと思います。
これまでサッカーに興味のなかった人達の視線が間違いなく増えるから、そして来週に再開されるJリーグ等に好影響が出るはずです。だからこそ各Jのチームは魅力的なプレーをしなければいけないと思う。
ここまで日本がやると思われていなかった中での今回の結果は、僕は大成功と呼べるものだと思います。
そして次に目を向け始めた選手達、数名の選手が言ってましたが、『個の力のレベルアップ』。僕もここが一番重要な次への課題だと思います。日本がみせた素晴らしい組織ディフェンスとチームワーク。相手との力関係から導き出された守備的な戦術。ここから次のレベルに挑戦しようと思ったら絶対に個の力のレベルアップが必要だと思いますね。これからはどこの国とやるにも決して相手はナメてこなくなると思います。
だからこそ少しでも多くの真剣勝負の場を持てるように選手の皆さんには頑張って欲しい。代表ではアジアカップを絶対に取りにいかないといけない。コンフェデへの出場権を獲得し各大陸チャンプ達とのガチンコを経験して欲しいし、必要なことだと思う。
クラブレベルでもACLやリーグ戦など様々な公式戦の機会を大切にしていけば、経験を積む事はできるでしょう。

いつになるかはわからないけど、個の力も個性も強く、ただそれが前面に出てきすぎるような代表になった時、その時に2010の代表を思い出してチームワークの大切さを監督スタッフだけでなく、サポーターも声を大にして言える時がきたら、それこそ今回の代表が残したものが初勝利とか、初決勝トーナメントとかよりもっと重要なモノを遺産として残せたという事になると僕は思います。

※本コラムは隔週金曜更新予定です。感想はこちらまでお寄せください。

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