beacon

ピッチに恋して by 松原渓

このエントリーをはてなブックマークに追加

2010サッカー重大ニュースベスト5
by 松原渓

先週のテーマに続き、今回は私、「松原渓的2010年日本サッカー重大ニュースベスト5」です!!

★5位
『大宮アルディージャの主催試合での観客数水増し発覚』

観客数の調査は各クラブの自主性に委ねていたそうですが、こういう事があると、観客数を増やすために試行錯誤して努力を重ねてきたクラブにも迷惑がかかってしまいますね。対象となった水増しの数は2007年から58試合で11万人余り。調査の末、制裁金2000万円が課せられたそうですが(制裁金の額としては、2008年・G大阪戦で相手サポーターを取り囲んだ浦和レッズ側に課された制裁金と並び過去最高だそうです)…、今後二度と同じ過ちがないよう、選手、サポーターを始め、全てのサッカーファンの信頼回復に努めてもらいたいですね。

★4位
『W杯後の海外移籍&Jリーグ復帰』

ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会でベスト16入りした日本代表から、多くの選手が欧州リーグに挑戦しました。特に多かったのがドイツ・ブンデスリーガで、内田篤人選手がシャルケ04へ矢野貴章選手がフライブルクへ、、そしてサポートメンバーだった香川真司選手がドルトムントに移籍。ロシアリーグを新天地として選んだのは、巻誠一郎選手(アムカル・ペルミ)、松井大輔選手(トム・トムスク)。川島永嗣選手がベルギー(リールス)、DF長友佑都選手がイタリア(チェゼーナ)。ワールドカップの躍進で日本人選手の評価が上がったのは嬉しい限りですね♪
本田圭佑選手(CSKAモスクワ)長谷部誠選手(ボルフスブルク)森本貴幸選手(カターニア)、吉田麻也選手(VVVフェンロ)、さらに今オフには家長昭博選手のマジョルカ(スペイン)移籍も決まり、海外組は10人以上に。控えも含めて海外組だけでチームが作れるようになりましたね!

2006年ドイツワールドカップ初戦で、スタメン全員が海外組(多数がイングランド・プレミアリーグでプレー)だったオーストラリアに1-3の逆転負けを喫した際、世界との大きな差を感じたのを思い出しますが…あれから4年。南アフリカワールドカップは、日本サッカーにとって一つの「転機」になりましたね。

★3位
『首都からJ1のクラブが消滅…FC東京降格』

自分の住んでいる都市からJ1のクラブがなくなるなんて…未だにショックです。城福監督就任後、毎年攻守の連動性が上がり、味の素スタジアムにもよく足を運びましたが、今シーズンは主力選手の怪我が相次ぎ、特に大ダメージだったのは米本選手の長期離脱。輪をかけるように、石川直宏選手、平山選手、大黒選手ら攻撃陣も期待に相応しい力を出発揮できず。引き分けが多く(15試合)、さらに、敗戦(15)のうち1点差での負けが11試合と、僅差のゲームを落としてしまったことも大きかったと思います。
来シーズンは、1年での復帰に期待です。

★2位
『FIFA U-17女子ワールドカップ2010で、リトルなでしこが準優勝!』

U-17女子日本代表、通称“リトルなでしこ“の躍進は、歴史を塗り替えました。大会のハイライトはやはり、横山久美選手が準決勝・北朝鮮戦で決めた「5人抜きゴール」!!メッシ選手(バルセロナ)やロッベン選手(バイエルン・ミュンヘン)と、FIFA年間最優秀ゴール賞(プスカシュ賞)候補にノミネートされたということも、本当にスゴイ!!
ゴールの華やかさ、試合の重要度(ワールドカップ準決勝)、得点の重要度(決勝点)など、全ての基準を高いレベルで満たしていました。17歳にして歴史に残るスーパーゴールを決めたその横山選手をインタビューする機会があったんですが、素顔はAKB48が大好きで、笑顔がチャーミングで、いい意味で普通の高校生でしたよ♪

★1位
『名古屋グランパス、リーグ初優勝!!』

アントラーズの4連覇を阻み、圧倒的な強さで優勝したグランパス。詳しくは前回の記事にも書きましたが、今シーズンのグランパスが見せた「個人の力」と「組織としてのまとまり」、そのどちらが欠けてもこの「優勝」はなし得なかったと思います。
来シーズンはACLでも結果を残したいところ。ビッグクラブへの道のりは始ったばかり!?

来週は、女子選手権準決勝の様子をレポートします。
天皇杯の前座で対戦するのはどの2チームになるのか?女王・ベレーザが敗れてしまった今、新たな闘いの火ぶたが切って落とされました…!

※本コラムは毎週月曜+αの更新予定です。このコラムの感想をこちらまでお寄せください。

TOP