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蹴れるって素晴らしい by DJ KOHNO フロム ケツメイシ

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高校選手権
by DJ KOHNO フロム ケツメイシ

皆さん明けましておめでとうございます!
今年も宜しくお願いします。

年始の風物詩といえば、天皇杯と高校サッカー選手権。
天皇杯では鹿島が見事な試合運びで優勝。リーグタイトルを逃しACLの出場権も取れていなかった鹿島ですが、このチャンスをしっかりと取るあたりは流石の一言。そしてマルキーニョスが退団するのも、かつてビスマルク退団により、一層の責任感を与えられしっかりと成長していった本山選手を思い出します。これは大迫選手が一人の若手からチームの主軸へと変わって行く布石かと思うとやはり鹿島ってチームコンセプトがしっかりあるなあと思ってしまいますね。

そして高校サッカー選手権。
こちらは毎年見てる方を熱くさせてくれます。
昨年とあるきっかけで青森山田の黒田監督を紹介して頂く機会があり、その後新幹線が青森まで開通する事を記念したイベントで一緒に仕事する事が出来ました。
イベントスペースの一角で行われたトークショーコーナーで、黒田監督、柴崎選手(鹿島内定)、櫛引選手(清水内定)、僕、メインMC、という完全に僕だけ何故選ばれたのかというメンバーでしたが、色々と聞いてみたかった事があったので、良い機会だと思いぶつけてみました。

まず櫛引君ですが、清水に決めた時すでにGKは三人いて一人は昨年取ったばかりの選手。そしてレギュラーで出ている選手に、第二GKも将来への期待値は高い中、特殊なポジションのGK(下手すれば何年も第四GKという事も充分考えられる)なのに清水に決めたのは何故ですか? と質問。

そして柴崎君にも同様に中盤の凄く厚い鹿島(J屈指)を選んだのは?と。

二人共、共通して競争やレベルの高い環境でやりたいと言っていたのが印象的でした。(清水は櫛引君内定後に西部選手(第一GK)退団と監督交代、来季は新体制で始まるので、決めた時点よりだいぶチャンスはあると思う)選手権では三回戦で姿を消してしまいましたがこれも勝負事、この悔しさをプロにいってはらして欲しいと思います。

このイベントの際、せっかく青森まで来たのでという事で夕食を黒田監督とご一緒しましたが、一番に思ったのがサッカー指導者であると共に一人の教師であるという事。これはすごく良い事だと思った。ユースは学校では無いため人格までの指導を1日3時間程度でしろというのは無理な話。
勿論人格指導は親が一番責任を持つべきなのだが、多感な時期を過ごす高校生にとって学校という場はとても大切な社交場。そこも含めとても貴重な時間を過ごせるのが部活ではないでしょうか?
単純にサッカー選手としての将来を考えた時にユースを選ぶか部活を選ぶか、どちらにも利点はあると思います。

単純にどちらが優れているとは言い難いこの問題、子供の進路は自分で決めろだけでは親としてあまりにも無責任。小学生や中学生の子を持つ親の皆さん、あと残り僅かな選手権をそういう事も考えながら観戦するとまた違った感動が得られると思いますよ。

それでは本年も宜しくお願いします。

※本コラムは隔週金曜更新予定です。感想はこちらまでお寄せください。

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