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ピッチに恋して by 松原渓

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アジア王者!!
by 松原渓

アジアカップ決勝戦。120分間の死闘の末、遂にオーストラリアのネットを揺らしたのは、李選手の完璧な左足ボレーシュート!!!
美しい孤を描いたボレーシュートは2002年チャンピオンズリーグ決勝でレアル・マドリードのジダン選手の決勝ゴールを彷彿とさせる軌道で、鳥肌ものでした。

北京五輪での不完全燃焼、柏レイソルからサンフレッチェ広島への移籍を経て、再び巡ってきたビッグチャンス。まさに、逆境の中で続けてきた李選手の努力が結実した瞬間でしたね。
弓矢のパフォーマンスで喜びを爆発させた表情に、このチャンスに懸けた強い想いが見えました。

そして、この試合でもザッケローニ監督の采配が鍵に!
私がザッケローニ監督ならどんな交代カードを切るかな? と、試合中は考えながら見ていましたが、監督はイタリア人監督らしい現実的な勝利への方程式(1点リードの状況では守り切るというメッセージ)をはっきりと打ち出し、交代のカードも、常にピッチへのシンプルなメッセージであるように感じました。
90分間で決まらない接戦が多かっただけに交代のタイミングの難しさは手に取るように伝わりましたし、新しい選手が試合の流れに入っていけるのか、交代した選手がミスを犯せば、批判も免れない賭けだったと思います。しかし、結果的にはその選手達が見事に試合を決め、最高の結果をもたらしてくれました。

川島選手への信頼を明確にしたことや、カタール戦で決勝点を決めた伊野波選手、韓国戦では細貝選手、決勝は李選手と、日替わりのヒーロー誕生も偶然ではなく、監督からの「信頼」によって力が引き出された選手は多かったのではないかと思います。

W杯南アフリカメンバーを軸に新国内組、新海外組を融合させ、韓国とオーストラリアの壁を破ってアジアの頂へ―。就任後初の公式戦は低いハードルではありませんでしたが、ザッケローニ監督と共に、ワールドカップの盛り上がりを彷彿させる興奮と一体感を味わわせてもらいました♪

世界トップレベルと対戦できる貴重な機会であるコンフェデレーションズカップの出場権獲得も、大きな収穫でしたね。

3月のキリンチャレンジカップを楽しみに、日々“観戦眼“を磨いておきたいと思います☆


話題は変わって、今週はFリーグのバルドラール浦安×湘南ベルマーレ戦のイベントにゲスト参加してきました。

イベントとは、所属する女子芸能人フットサルチーム「南葛シューターズ」で、浦安の女子チームである「バルドラール浦安ラスボニータス」とのエキシビジョンマッチ。2010年度女子フットサル全国2位のチームに3-0の完敗(健闘?)でしたが、プレイヤー目線で色々と発見がありました。

たとえば「低いラインでゾーンディフェンスを敷いていたはずなのに、早いパスワークに、気づいたら釣り出されている」という感覚や、「攻撃の3倍、ディフェンスの方が疲れる」という感覚。
スペイン代表やバルセロナと対戦するチームはこんな感覚になるのかな?と感じたり。

スタンドから試合を観る時とはまた違った発見があります。だからこそ、フットサルはやめられないのですよね♪

さて、Fリーグは早々に名古屋オーシャンズが優勝を決めていますが、来週はその名古屋オーシャンズのホーム最終戦のエキシビジョンマッチに登場します!
オーシャンアリーナから、優勝セレモニーの模様もたっぷりお伝えします♪

※本コラムは毎週月曜+αの更新予定です。このコラムの感想をこちらまでお寄せください。

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