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ピッチに恋して by 松原渓

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東日本大震災に関して
by 松原渓

3月11日に発生した東日本大震災の影響で、Jリーグは3月中の全公式戦の延期が発表されました。

特に東北の甚大な被害状況や、地震時のスタジアムの安全性などを考えるとやむを得ない判断ですね。

日本代表のキリンチャレンジカップは25日にエコパスタジアム(静岡)でモンテネグロ戦、29日には国立競技場(東京)でニュージーランド戦が予定されていましたが、開催は今のところ未定(16日までに決定)。
それどころではないんじゃないか。時期尚早ではないか。などの意見もあるでしょうし、賛否が分かれるところかもしれませんが、個人的には開催されることを望みます。被災地の方々は今この一瞬も気を張って不安な夜を過ごしていると思います。そんな中で、被災地の情報源である新聞やラジオ、テレビで流れる映像に、少しでも明るい話題を提供したい。満員のスタジアムから、被災地の方々にエールを送れば、大きなパワーになるのではないでしょうか。開催するとすればチャリティーマッチになるそうですし、募金活動も早いに越したことはないでしょう。


今回の大震災を受けて、Jリーグの各クラブをはじめ、代表選手たちも試合でユニフォームに書いた激励のメッセージを送るなど、素早いリアクションを見せてくれました。
長友選手や内田選手、長谷部選手、松井選手、川島選手ら海外で活躍する日本代表選手をはじめ、世界中からも、カカ、ベッカム、ジュゼッペロッシ、セスク・ファブレガスといった日本に馴染みがある選手にとどまらず多くの選手からメッセージが寄せられましたね。長友選手が所属するインテルはリーグのブレシア戦で喪章をつけてプレーし、チームメイトであるエトー選手はゴール後に長友選手を呼んで抱きしめるというパフォーマンスを見せてくれたそうです。
改めて、数あるスポーツの中でも、サッカー界のリアクションの早さ、国境を越えた思いやりの精神に感動しました。

さて、Jリーグが今月いっぱい中止ということで、来週と再来週のコラムはお休みさせていただこうと思っています。
こちらはリーグが再開次第また再開いたしますので、ご了承ください。

★★★
現在、わが家では節電を心がけて、電気はテレビだけにしています。
犠牲者の数は日々増えていき、繰り返し流れる大津波が家々を飲んで行く映像は、目を覆いたくなります。福島第一原発の行方も不安です。
これから3日以内に震度5強以上の余震が発生する確率は40%だそうです(14日気象庁発表)。
皆さんもくれぐれも余震に注意して、非常時に備えた用意(ホームページなどで参考サイトがたくさんあります)は絶対にしておいてくださいね。

避難されている方々に心からのお見舞いを申し上げるとともに安否不明の多くの方々の無事を心よりお祈りします。
そして、今回の大地震で亡くなった多くの命に、心よりご冥福をお祈りいたします。

※本コラムは毎週月曜+αの更新予定です。このコラムの感想をこちらまでお寄せください。

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