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静学STYLE by 長谷川竜也

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“Rhythm Technique Intelligence”静学新コラムスタート
by 長谷川竜也

 新高校生コラムがスタートです。担当してくれるのは今年の高校年代最注目の“トリックスター”。昨年度の高円宮杯全日本ユース(U-18)選手権で高校チームとしては最上位のベスト4へ進出した静岡学園高(静岡)のU-17日本代表MF長谷川竜也選手です。162cm、52kgの小さな身体から繰り出される圧巻の足技、そして豊富な運動量にはJクラブも熱い視線を送るほど。「静学STYLE」と題したコラムでそのテクニックの秘密も伝えてもらう予定です。

 ゲキサカをご覧の皆さん、こんにちは。静岡学園高校サッカー部の長谷川竜也です。1年間コラムを担当させてもらうことになりました。U-17ワールドカップに出て活躍すること、選手権での日本一を目標にプレーしていますけど、コラムもできる限り頑張るのでよろしくお願いします。

 テクニックのことをよく聞かれるのでまずテクニックについて。ボクのボールコントロールは他の人と違うという言われ方をしますけど、他の人と変わらないです。違うところがあるとすれば、それは自分が身に着けたことを試合でやろうとしているか、していないかだけ。全然自分はすごくないし、周りにもっとすごい人はいると思います。ただボクは試合中いつもどうしたら相手が引っかかるか考えている。相手が引っかかるだろうなと思いながらフェイントをやって、実際思い通りにできた時は気持ちいいですね。

 学園ではドリブル、リフティングの練習が多いですけど、実際足技は教えてくれません。手と同じように足を使えるようにとボールタッチの練習は本当に多いですけどね。だからボクの足技はテクニック集とか見て、それで自分でアレンジしてやっている感じです。見て、個人練習で身に着けている。今はトラップとかパスとか意識してやっているけど、ちょっと前まではドリブルばかりやっていました。

 ボクは中学校から静岡学園に入りました。静岡にはエスパやジュビロというJクラブもありますけど、静学OBの人から「サッカー面白いから行ってみな」と言われて練習に参加したら、エスパやジュビロにない面白さがありました。静学のサッカーはまずはテクニック。静学だから人と違う技術がついたと思います。

 高1のときは何もできなくて、高2でインターハイに出ることができました。昨年のチームには川崎フロンターレに行った大島クンがいて、その大島クンがインターハイ前に怪我してしまったので、大島クンみたいな絶対的な存在になりたかった。穴を埋めて、大島クンに近づこうと意識が変わったことが自分を少し変えてくれたのかなと思っています。

 まだまだ課題はあります。自分としてはもっと自分でゴールを取りに行くプレー、もっとドリブルで深いところへ切り込んでいくプレーをしなければいけない。一個のパス、ドリブルでアシストしたり、点につなげなくちゃいけない。

 今年のチームの技術は昨年以上にあると言われています。課題は精神的なところですけど、静学らしい、他のチームにできないことをたくさんやって、結果が出なくてもらしさを追求する。昨年はドリブルやショートパスとか学園らしさにこだわってやったことが、結果的に高円宮杯でベスト4まで行ったり結果につながったんだと感じています。だから今年は昨年よりも学園らしさに追及してこだわってやる。自分たちには選手権で日本一という目標がある。選手権ですごいサッカーをして優勝したいです。

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