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ブラジルサッカー通信 by 藤原清美

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コパ・アメリカ予備招集で、元仙台チアゴ・ネービス代表復帰
by 藤原清美

 ブラジル代表マノ・メネゼス監督が、19日、リオデジャネイロ市内で記者会見を開き、6月4日オランダ戦、同月7日ルーマニア戦の2つの親善試合のための招集メンバーを発表した。

 FWアレシャンドレ・パトがミランの最終節で左肩を負傷したため、今日にも辞退が正式に発表されるだろうが、彼を含めた今回の招集は28人。マノはこれを、22人となる7月のコパアメリカに向けた、予備招集と位置付けた。

ネイマール(サントス)、ルーカス(サンパウロ)ら若手と、ダニエウ・アウベス(バルセロナ)、ルーカス・レイバ(リヴァプール)、チアゴ・シウバ(ミラン)ら中堅、ジュリオ・セーザルルシオ(共にインテル)らベテランが、バランス良く混合され、すでにマノ・セレソンで実力を証明済みの顔触れが揃う中、ブラジルメディアの注目を集めたのが、元ベガルタ仙台のMFチアゴ・ネービスだった。

 チアゴ・ネービスは、ドゥンガ監督時代に2度、また北京五輪でもセレソン経験があるが、マノ監督になってからは初招集。ベガルタを去った後、フルミネンセ、ハンブルゴ(ドイツ)、フルミネンセ、アル・ヒラル(サウジアラビア)と渡り歩き、今年1月に母国フラメンゴに移籍、無敗でのリオデジャネイロ州選手権優勝の原動力となった。

 とは言え、メンバー発表会見の時間帯、チアゴ・ネーヴィスは娘と散歩に出かけていたというから、自分でも驚きの復帰だったらしい。それでも、ニュースを聞いた彼は、「フラメンゴが僕にセレソンへの扉を開いてくれた。フラメンゴへ来てわずか5カ月で、無敗で州選手権に優勝し、代表に戻れるなんて、想像以上のスピードで結果が出た。セレソンのシャツを着てコパアメリカに出られたら幸せだし、W杯にも到達したい。」と、落ち着いた様子ながら、キリリと意欲を語った。

 記者の「チアゴ・ネーヴィスの招集は、ケガからの回復待ちのパウロ・エンリケ・ガンソ(サントス)の代わり?」という質問に、マノは「2人は共に司令塔だが、特徴もポジショニングも違う」と、決して穴埋めではないことを強調した。

 コパ・アメリカは、ベテランにとっては、2014年を見越した生存競争、中堅にとっては、セレソン定着、若手にとっては、ロンドン五輪への扉にもなる。その予備招集だけに、親善試合とは言え、熱い遠征になりそうだ。

 なお、チアゴ・ネーヴィスと同じフラメンゴでプレーするロナウジーニョ、レアル・マドリッドで復調を目指すカカについては、監督は「現時点では、まだ回復すべきことがある」として、招集を見送った。

[写真]メンバー発表するメネゼス監督

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