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「ボールは丸い」~慶大ソッカー部マネージャー戦記 by 呉田幸子

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長く暗い闇のトンネルの中…まだ見ぬ歓喜を信じて‏
by 呉田幸子

こんにちは。
関東大学サッカーリーグ戦は4節を終えました。

 GWは連戦です。どこの大学も準備に励んでいるところだと思います。この連戦はカギになってきます。(連休なのでお暇があったらぜひどこかの会場に足を運んでみてください!)

 さて、私たち慶應義塾体育会ソッカー部は、4戦を終えて4連敗。勝ち点0の最下位です。コラムを読んでくださっている方に恥ずかしく、応援してくださっている方に申し訳ない結果です。

 前回は連敗から抜け出したら書くといいましたが、逃げずにこの状況をつづりたいと思い、パソコンに向かっています。

 4連敗のトンネルの中にいるということはなかなかないことです。

 リーダー達は、自分たちがやってきたことが正しいのか不安な気持ちになります。責任を感じて、葛藤している彼らをそばで見ました。周りは彼らを支えなければなりません。

 焦り、不安、プレッシャー…。結果が悪いと、チームや人の悪いところばかり見えてくる。悪い空気が漂ってしまいがちです。

 しかし、試合は待ってくれません。前向きにやっていかなければなりません。

「がむしゃらにやるしかないでしょ、勝ったときどんだけ嬉しいんだろう」とトップチームの選手と話しました。

 下級生にも、励まされてしまいました。「いつか勝てると思ってたらダメなんだよ、やり続けてたらいつの間にか勝てるんだよ」。「俺がこのチームを変えてやりたい」そう涙した下級生もいました。

 負ける度に、「まだまだ足りないぞ」と神様に言われているように思い、これでもかこれでもか、ともがき続けることが、先輩たちから学んできた私達ソッカー部の姿であると思います。

 この状況の中でもOBや保護者の方が会場に足を運んで下さいます。私は、前節の試合が終わるやいなや、帰途につくOBの方や保護者の方に御礼を言いに行きました。
「ありがとうございました。またお願いします。」
「おう。」

 いつも来て下さるOBの方々の、少し冷たく残念そうな返答に情けない気持ちと申し訳なさがこみあげて来ました。

 早くみんなに勝利の報告がしたい、そう思いながら戦い続けます。

「まだまだいける」―まだ見ぬ歓喜の瞬間に向けて努力し続けて参ります。

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