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「ボールは丸い」~慶大ソッカー部マネージャー戦記 by 呉田幸子

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☆6.29早慶戦@国立☆ 歴史ある早慶戦を開催・運営するということ‏
by 呉田幸子

大学サッカー界は、春のリーグ戦とアミノバイタルカップ(いわゆるカップ戦兼夏の全国大会予選)が終わり、一段落したところです。

(あ!我らが慶應義塾高校があと一勝でインターハイ出場です!是非勝ってほしいです!)

しかし!慶應義塾大学と早稲田大学には休んでいる暇はありません!6月29日に「第64回早慶サッカー定期戦」が迫っているからです。

早慶戦てサッカーもあるの?!って聞かれることもありますが、大学サッカーで一番大きな試合ですよ!!大学が国立競技場を使えるのは、この早慶戦と全日本選手権の決勝のみです。
それは、日本サッカーを引っ張ってきた早慶の伝統があるからです。

1950年(昭和25年)に始まった早慶サッカー定期戦。この試合が"日本国内初のサッカーのナイター試合"だったということは忘れてはなりません。それ以来、釜本邦茂さん、大仁邦彌さん、川淵三郎さんなど多くの著名人がそのピッチに立ってきました。オリンピック代表監督を務めた関塚隆さん、反町康治さんもそうです。

どのOBの方に聞いても、この試合は特別だったとおっしゃいます。

高校サッカーにもJリーグにも日本代表にもない独特の雰囲気があります。何が違うかと言うと、まず日本においてこんなに長い間ライバル関係でい続けるチームはない、というのがあると思います。早慶というのは日本の代表的な二項対立であり、それぞれは、絶対負けたくないとなぜか思うのです。

それに加えて、定期戦というのもあってここまで準備をする試合は日本にないと思います。

私は、運営責任者の1人として今準備を進めています。
準備を始めたのは去年の年末です。日程決定、国立確保、協賛集め、プログラム作り、PR企画、備品準備、タイムスケジュール管理など早慶の運営チームで膨大な準備を行います。今もいろいろなところに打ち合わせに行ったり、PCに向かって作業しています。

90分の試合のために費やす時間はその100倍以上です。

それに時間を費やしているのは、その時間以上に価値ある瞬間があると知っているからです。まさに、早慶の主務副務マネージャーの命を懸けた一戦です。

さて、今年は改修工事に伴い、最後の国立開催です。歴史ある早慶戦の64回目を担うという責任を果たし、そして近年では稀の2万人動員することを目指しています。
最後の国立で独特の雰囲気を味わいに、是非1人でも多くの方に来ていただきたいです!

第64回早慶サッカー定期戦
6月29日(土)19:00キックオフ@国立競技場
http://wk-soccer.com/

過去の早慶戦やチームの様子についてまた書きたいと思います。

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