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FBN密着インタビュー

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「13人でも試合はできる。どうして選ばれた13人を信用しないのか。
 初めての日本代表監督ということで、(遠征に行く)各クラブに文句は言えない。A3開催にも文句は言えない。不幸なことに、スケジュールが重なってしまった。

 今日発表したメンバーは完全なものではない。現在、プレシーズンマッチや大会、遠征に行っているチームから日本代表に入ってくる可能性はあるが、誰が入るかはまだ話せない。
 今後は、クラブと日本代表のスケジュールがかぶらないように(日本サッカー協会に)お願いしたい。残りのメンバーについてですが、それは数日間、マスコミやファンの方々が監督になった気分で考えながら待っていてほしい。
 日本代表のキャプテンに関しては、全員が揃ったら決めようと思う。キャプテンを決めることは大事なことだと思っているので。

(あまりジーコ時代の選手が入っていないが)前回の就任会見のときにお話しした、日本らしいサッカーを実現するために今回のメンバーを選んだので、ジーコ時代の選手だからという意識はしていない。私の目で見て選出をした。
 本来ならばもっと早い時期に発表をして早くに練習をしたかった。最初に(日本サッカー協会から)言われたのは、6日の夜に選手を招集するといわれたが、遅いと思った。

(今回の代表は)新しいメンバーなので、丸一日使ったトレーニングや、練習試合をしたい。
 サッカーはお互い知り合いになるというのが大事。11個のピースで出来上がりということではない。今回の13人は最低人数。先ほどもいいましたが、追加メンバーは遠征や大会に出場中のチームから選ぶ。
 トリニダード・トバゴ戦とイエメン戦の間にJリーグがある。私の考えは、毎回メンバーを変えてはいけないと思う。ですので、トリニダード・トバゴ戦とイエメン戦のメンバーは変えたくない。コンディションにもよるが、そうすることによって、選手は安心してプレーでき、次に繋がる。
 現在は13人だが、全体で20人になると思う。故障者が出たらさらに追加もある。一番大事なのは、集まってやるということ。

 今回の選出に関して具体的にどこを見たかと訊くが、選手の分析をここでしろというんですか。話をすると長くなるが…第一の基準は、全員が日本人であること。それは絶対条件だから。それだけだ。
 今回選んだ選手の多くが日本代表の経験が少ないというが、何事も誰もが最初は初心者。初心者が経験を積むことによって力をつけていくもの。
 トリニダード・トバゴ戦は、日程上で決まっていた試合。相手は強く生易しい敵ではない。日本人の皆さんはトリニダード・トバゴという国の場所を知らない人が多いだろう。多くのプレーヤーはイングランドでプレーしており、今回のワールドカップにも出場している。トリニダード・トバゴは日本へ観光に来るわけではない。ワールドカップではイングランド、パラグアイ、スウェーデンと非常に良いゲームをしていた。もしかしたら、日本がいたグループよりも厳しい試合をしていたかもしれない。もしトリニダード・トバゴを相手に勝てると思っている雰囲気があるのならば、それは取り消してほしい。日本が確実に勝って、どのような内容で勝つかと考えるのはやめていただきたい。日本が1-0で勝ったとしても、それは偶然だと思ってほしい。そのような雰囲気でもし負けた場合、あの監督はダメだといわれるでしょう。それはトリニダード・トバゴ以外のどこの国と試合をしても同じこと。とりわけ、ワールドカップに出場した国はそうだ。

 もし強い国とやれるのであれば、ブラジルとやりたい」

(ニュース担当 沼田拡貴)

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