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「40歳からうまくなるサッカー」mobile

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 6月27日から29日にかけ、日本シニアサッカー最高峰の大会の一つが、札幌市で開かれた。50歳以上のカテゴリーの全国シニア大会。今年で7回目を迎えた。メディアではほとんど報道されないが、都道府県予選と地域予選を勝ち抜いた16チームが日本一を争う立派な大会だ。
 優勝したのは兵庫県シニア選抜。昨年に続く連覇で、2003年と合わせ、3度目の全国制覇だった。

 兵庫県は、シニアサッカーの強化では最先端を行っているだろう。選抜チームを組むに当たっては毎年、選手選考会を行う。旧日本リーグ経験者は常に4、5人。今年2月の選手選考会を見たが、個々のレベルは明らかに高い。ワンタッチパスの正確性。裏に走り込める運動量。それぞれが高水準の場でやっていた若い頃を、たやすく想像させた。
 今大会は、他チームにつけ入るすきを与えなかった。1次ラウンドは石川シニア50に3-0、西条88FC(愛媛)に8-0、福岡・三宅・Dシニアに2-0で勝ち、1位通過。準決勝は群馬SFC50に2-0、決勝も藤枝東FCシニア(静岡)に4-0。3日間で5試合というハードスケジュールの中、無失点で切り抜けた。
 「DFとMFに50歳の『若手』が入ってきて、去年よりもうまくいった」と、兵庫県サッカー協会シニア委員長の松永正利さん。松永さんもメンバーの一人だ。かつて三菱重工で活躍し、日本代表としても国際Aマッチ1試合の出場実績がある。兵庫県は普段のリーグと選考会を合わせ、県内のシニアの人材をしっかり把握し、最強のメンバーを作れる組織が出来上がっている。
 兵庫県シニア選抜に入るハードルは高い。まず、兵庫県のシニアチームに登録する必要がある。そこで実績を積み、兵庫県協会の下部組織にあたる都市協会の推薦を受け、初めて選手選考会に参加できる。そこで20人の枠に入って、ようやくメンバー入りだ。
 しかし、これからシニア世代を迎える人には、常に全国優勝を目指すハイレベルなチームの一員になることは大きな目標になり得るだろう。問い合わせは兵庫県サッカー協会(078-232-0753)まで。

 このコラムに登場する各チームの詳細は、講談社から刊行されている『40歳からうまくなるサッカー』に載っています。

※本企画は毎週土曜日更新予定です。ぜひ感想をコチラまでお寄せください。

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