beacon

「40歳からうまくなるサッカー」mobile

このエントリーをはてなブックマークに追加
「男性の四十雀チームは、随分前から存在していますが、最近では女性のこの年代でも、各種大会を行っていますよ」。そんなことを教えてくれたのは、中央大学文学部教授の加納樹里(きさと)さん。確かにこのコラムでも「オジサンサッカー」ばかりを紹介してきたが、「オバチャンサッカー」だって、あっていい。
加納さんは東京都多摩市のレディースチーム、FCチャリオットのメンバーだ。ドイツのケルン体育大学留学中に、日本で言えばB級に当たるライセンスを取得。チームの指導的な存在になっている。ちなみに、チーム名は映画「炎のランナー」の原題「CHARIOTS OF FIRE」から取ったそうだ。
チームが立ち上がったのは2002年。加納さんが多摩市内の少年サッカークラブで小学5、6年の女子のコーチをしていた時、お母さんたちが「一緒にやらせて」となったのが始まりだった。
メンバーは25人前後。レディースのルールは30歳未満が2人までピッチに立てるため、年齢制限はない。ただ、約4分の3が40歳代、50歳代だ。「30歳代は子育ての時期と重なる。20歳代は、そもそも興味の対象が他にある。子育てが一段落した40歳代が、サッカーを始めたり、再開するのにふさわしいのです」と加納さん。
シニア年代がサッカーをするうえで、女性は男性よりも安全といえる面もある。「女性は試合が終われば、負けてもケロッとしている。『男だったらありえない』と、よく男性たちから言われます」
そしてオバチャンは、よくしゃべる。
「おしゃべりが、サッカーをするモチベーションにつながっているといえるくらい。スポーツは試合そのものだけでなく、その前後も楽しむものだという側面では、女性の方が楽しんでいるかも」
チャリオットは現在、東京都サッカー協会に登録。今年度は、日本サッカー協会が主催する全国レディース大会の東京都予選は3勝1敗の好成績で、関東大会行きが決定。「世田谷mamaリーグ」は2勝2敗だ。
メンバーは随時募集していて、18歳以上の女性なら、経験の有無は問わないそうだ。連絡先は加納さん(kisato-8@tamacc.chuo-u.ac.jp)まで。

 このコラムに登場する各チームの詳細は、講談社から刊行されている『40歳からうまくなるサッカー』に載っています。

※本企画は毎週土曜日更新予定です。ぜひ感想をコチラまでお寄せください。

あなたの所属するシニアチーム自慢&紹介を募集しております。クラブ情報や目標、仲間募集、名物選手の自慢、主な練習場所の案内などぜひお送りください。写真も募集中!こちらにをお送りください!対戦相手募集などの方は連絡先メールアドレスも記載して下さい。
※なお、掲載されない場合もございます。
投稿規約
本コーナーに投稿する写真は、公序良俗に反するもの、被写体の名誉を著しく毀損するもの、個人の肖像権を侵害するもの等は、一切お断りいたします。また、禁止されている場所での撮影はしない等、撮影に際しては、くれぐれもマナーを守って頂けますようお願い申し上げます。
タイトルやコメントは編集部の判断で改変もしくは掲載しない場合がございます。
掲載した写真、情報などによって被った被害等に(株)講談社は一切の責任をもちませんのでご了承下さい。メールアドレスの記載や、送信などについては必ず事前に、ご自身の責任に基づいてご確認のうえお願い致します。

TOP