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セルジオ越後の越後録 by セルジオ越後

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ワールドカップのメンバーに代わる選手が今の日本にはいない。それを印象付けた
by セルジオ越後

 ホンジュラス、オーストラリアと対戦する日本代表のメンバーが発表された。長谷部、遠藤、今野、内田といったワールドカップメンバーたちが日本代表に復帰。本来は、ワールドカップ後の初戦から、彼らを含めてスタートを切って、そこで人を見ていくのがふつうだった。でもアギーレ監督は、前の監督よりも自分を印象付けたかったんじゃないかな。実績のない若手も呼んでスタートを切ったけれど、結果が出ていないから元に戻した。これまでの4試合は何だったんだろう。アジアカップまであと2試合しかない。カムバックした選手たちはもうテストではないよ。

 ワールドカップのメンバーに代わる選手が今の日本にはいない。それを印象付けた。層の厚さの強化は進んでいないという結論になった。現在は海外組も結果を出すことができていない。ハーフナーは、前回呼んで使わずに今回はメンバー外。今回は最近の試合で出ていない乾が選ばれているけれど、アジアカップへ向けてちゃんとテストするんだろうね。

 これからは結果しかない。アジアカップは優勝しかないと言う中でできないなら、なぜ監督は彼なのかという話になる。ワールドカップで負けたから、優れた監督で改善する。それができないならば、ザッケローニ監督のままで良かった。

若手がレギュラーを取れない。去っていたレギュラーが戻ってきた。日本のサッカーはこうなってきた。そして、どのカテゴリーもアジアで勝てないという大きなことが起きている。なぜこうなったのか。もっとやるべきことがあったのではないか。危機感のなさがこういう事態を招いている。負けが続いている14年だけど、せめて年末に、A代表がいいニュースを届けてほしいね。

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