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　14年はワールドカップイヤーということでワクワク楽しみというところがあったが、残念な結果に終わってしまった。A代表だけじゃなく、U-21、U-19、U-16とどの分野でも勝てなくなった。組織の力不足だけじゃないよ。メディアもこのような成績しか残していない協会の体制を指摘するべきなんじゃないか。ふつうだったら、「会長、責任をとって辞任しないんですか」と聞くと思うんだけど、そんな行動もない。総辞職してもおかしくないような状況なのに、メディアも協会を怖がっているのか、アクションを起こさない。これでは逞しくなるはずがない。

　A代表は4年前にワールドカップで結果が出て、今回も盛大に送り出して、興行して、でも結果が出なければ帰りはコソコソ帰ってくる。人任せにしている人たちが多くて、責任がどこにあるのか明確じゃない。そして新しい監督の下でスタートして年末に問題が起きている。ボクは告発された瞬間、アギーレ監督は辞めなければいけないと考えている。仕事しながらは無理。代表チームの監督はそんなに甘いものではない。これがどこかの会社だったら許されることかな?　日本サッカー協会はアギーレ監督の会社ではないんだ。この問題を抱えたまま、次のワールドカップに向かうのか。

　1月にはアジアカップが始まる。周りはみんなアギーレ監督を見ようとするだろう。もしかしたら試合で勝っても、「日本はいくら払ったんだ」と嫌みを言われることがあるかもしれない。優勝できたらこの問題がなくなる訳じゃない。もし負けてもアギーレ監督だけの責任で協会は変わらないだろう。もっと立場を懸けて仕事をしてほしいよ。

　組織の悪いところがより目についた14年。Jリーグは海外組が戻ってきたり、J2の名門が上に上がれなかったりマンネリ化。J2だったガンバ大阪が1年で優勝してまたレベルは大丈夫かと思わせるようなシーズンだった。アジアでも勝てなくて、人気も停滞している印象。Jリーグは保険会社の新スポンサーと契約したけれど、まさか先行き不安で保険をかけたんじゃないだろうね。子供の夢を壊さないように、来年はいいニュースが入ってきてほしいと思うよ。