beacon

ヤング魂 by 長谷川望

このエントリーをはてなブックマークに追加

[第29回]GK上田凌也(修徳FC)「目標は頼れる守護神! みんなで築いたサッカーの絆」
by 長谷川望

「修徳」と聞くと高校サッカーのイメージが強いのではないだろうか。修徳高校サッカー部は全国高校サッカー選手権大会9回出場、全国高等学校総合体育大会9回出場を誇り、卒業生には北澤豪氏(元日本代表)や高木義成(名古屋)、小椋祥平(山形)など多くのプロ選手を輩出している。

 そんな東京の名門校の下部組織として2011年に設立されたのが、ジュニアチームの修徳FCだ。250人もの子供たちが通う修徳FCは、東京葛飾区にある修徳高校のサッカー場で練習を行っている。

 ここでは修徳高校サッカー部OBの関根眞喜総監督、ドイツA級サッカーコーチライセンスを持つ土屋慶太監督のもと、ドイツ式の指導法を取り入れているのが特徴だ!

PICK UP選手
 上田凌也くん(12)。ポジションはGK。得意なプレーはパントキックで遠くにボールを飛ばすこと。

 ドイツに渡り、現地のサッカー環境を見て驚いたと言う関根監督が「ドイツでは自分で考えて自分で判断することを日ごろから大切にしています。修徳FCではドイツ式の練習メニューを取り入れ、自分で考えて判断するということをグラウンドの中で出来るようにしています」と話すように、小学4年生のときから所属している上田くんも「ボール回しやGK練習が楽しい」とドイツ式の練習を楽しんでサッカーに打ち込んでいる。

どんな選手!?
 とにかく元気で仲が良い修徳ジュニアたち。上田くんについてチームメイトたちに聞いてみると「セービングが上手い!」「イケメン!」などたくさんの声が上がった。小学5年生からは「卒業してしまうから寂しいです」という声も。

そんな人気者の彼はクラブでの思い出について「学校が違うから休みの日は遊べないけど、夏休みにチームメイトの家にみんなで泊まって、夜更かしして遊んだことです」と教えてくれた。

 中学校に行ってもサッカーを続けると言う修徳FCの小学6年生たち。サッカーを通じてその絆はもっと深まっていきそうだ!

気になる質問‼
――好きな選手はいますか?
「ノイアー選手(バイエルン)。飛び出しとセービングの仕方が好きです」

――将来の夢を教えてください。
「プロサッカー選手になって有名になることです」

――中学生になるにあたって意気込みをお願いします!
「みんなに頼られる守護神になれるように頑張ります!!」


◆著者プロフィール◆長谷川望(はせがわ・のぞみ)
1987年生まれ。福島県出身。ロンドン五輪で女子レスリング金メダリスト伊調馨を取材。2020年東京五輪を見据え、サッカーを中心にスポーツの育成年代を精力的に取材している。フジテレビ『とくダネ!』、TBS元旦スポーツ祭り『2013年にかけるアスリートたち』、WOWOW『金曜カーソル』などテレビ番組でも活躍中。
スポーツライター長谷川望facebookファンサイトはこちら

TOP