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ヤング魂 by 長谷川望

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[第99回]MF乾真人(高崎KⅡビクトリーズ)「恩師の教えを胸に! 頼れるキャプテン」
by 長谷川望

 群馬県高崎市で活動している高崎KⅡビクトリーズFCは、第41回群馬県小学生総合体育大会サッカー大会で優勝した同県を代表するジュニアサッカークラブ。体力作りに力を入れており、雨の日でも元気に練習に励んでいた姿が印象的だった!

 チームを率いている間渕武彦監督に、成長していく選手たちへの想いを聞いた。「6年生14人いますけど、自分だけではなく、周りの気持ちが分かる選手になってもらいたいです」。クラブで養われた人間性は、どのような道へ進もうとも価値あるモノになるだろう。

 今回はキャプテンを務める小学6年生をピックアップ!

PICK UP選手
 乾真人くん(12)。ポジションはミッドフィルダー。「パスやシュートの精度を上げる練習に力を入れています」と話す乾くんは、4年生からトップチームでプレーしていた頼れるキャプテンだ。

 先月2日〜6日に行われたJFAフットボールフューチャープログラムトレセン研修会U-12のメンバーにも選ばれており、今後の活躍が期待されている。

どんな選手⁉
 間渕監督は「6月、7月くらいからチームをまとめられるように成長しました。関東のトレセンでは、技や強い気持ちを磨いてきてほしいです」と、彼の更なる成長を心待ちにしている。

 取材を通して強く心に残っているのは、彼の優しさだ。話をしている時は小学生らしいあどけなさが残っていた乾くんだったが、話が終わるとずぶ濡れになった低学年の男の子に「これ使って」と自分のタオルを貸していた。嬉しそうな後輩と優しいキャプテンの姿は、年齢を超えたチームの絆を物語っているのではないだろうか。
 
 そして乾くんにチームのストロングポイントを聞くと、高崎KⅡビクトリーズを話す上で欠かせないある恩師の存在が分かった。「うちのチームはヘディングがみんな強いです。柴さんがヘッドや球際の強さを教えてくれました。高いボールを一発で返せれば、展開も早くできるし、シュートのチャンスも増えると思います」。後から聞くと、「柴さん」の呼び名で親しまれていた柴崎貴志ヘッドコーチ(57)は、癌との闘病生活の末に2017年1月1日に永眠されたとの事だった。自然に話に出てきた「みんな柴さんが大好きでした」と言う乾くんの言葉からは、柴崎ヘッドコーチの教えがしっかりと選手たちの心と身体に刻まれているのだと感じることができた。

気になる質問‼
――好きな選手を教えてください。
「MFアンドレス・イニエスタ選手(バルセロナ)です。MFとして様々な展開ができるのが凄いと思います。日本人では山口蛍選手(C大阪)が好きです。代表戦で最後の最後でシュートを決めたところが印象に残っています。自分も最後を決め切れる選手になりたいです」

――将来の夢を教えてください!
「プロサッカー選手になって、日本や世界のトップクラスの選手になりたいです!!」

――これからも頑張ってください!
「チームに貢献できるように自分の持ち味を発揮して、一試合一試合を大事にしていきたいと思います!」

◆著者プロフィール◆長谷川望(はせがわ・のぞみ)
1987年生まれ。福島県出身。リオ五輪で4連覇を成し遂げた女子レスリング伊調馨を取材。2020年東京五輪を見据え、サッカーを中心にスポーツの育成年代を精力的に取材している。フジテレビ『とくダネ!』、2016年『林先生のあのアスリートを一流にした劇的スイッチ』他多数出演。
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