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　FC多摩ジュニアは、東京都多摩市で活動しているジュニアサッカークラブ。1月に行われたダノンネーションズカップ日本大会埼玉会場予選に参加した32チーム中、勝ち残った4チームに与えられるJAPAN FINALの進出権を見事獲得した期待のクラブだ。また、今シーズンから東京都U-12サッカーリーグ1部に昇格することも決まっており、始動する新しいチームがどのような活躍をするのか注目したい!

　この春休みには合宿を行い、その士気を高めるという多摩ジュニア。吉田健太コーチは「これからダノン杯、リーグ戦があるので、そこに向けてもう一度自分たちの良いところを見直していきたいです。強みを伸ばしていくことと、課題を見つけて修正していかなければいけないと思っています。合宿では一緒に生活ができるので、団結力を身につけて大会に臨みたいです」と、今後のチーム作りについて話す。

　今回は、左サイドバックの新6年生をピックアップ!

PICK UP選手
　馬場渓太くん(11)。ポジションはディフェンダー。持ち前のボールを奪う能力で味方のピンチを救う。馬場くんにはサッカーのために行っている欠かせない日課がある。「体力をつけるために毎朝、犬の散歩を一緒に行って30分くらいジョギングしています。また弟もサッカーをしているので、1対1で負けないようにボールをとる練習を一緒にやっています」。家族とともに、日々高め合っている。

どんな選手⁉
　吉田監督は「身体はまだ大きくないですが、ハードワークができ、1対1で負けない選手です。ボールを奪う能力が高いので、これから楽しみです」と、日々の練習の成果を監督も認めている。

　馬場くんに来月1日に行われるダノン杯日本大会について意気込みを聞いた。「予選を突破してベスト8にはいることが目標です。緊張しているけど、今からワクワクしています。みんなでけじめのある、楽しくて、強いチームになりたいです」と、頼もしい声を聞くことができた。これから待っているさまざまな経験は、個人、そしてチームをさらに成長させるだろう!

気になる質問‼
――好きな選手を教えてください。
「チアゴ・シウバ選手(パリSG)です。1対1が強いところがすごいと思います」

――将来の夢を教えてください!
「プロサッカー選手になって、世界に通用するDFになりたいです!」

――これからも頑張ってください!
「1対1で負けない選手になれるように頑張ります!」

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◆著者プロフィール◆長谷川望(はせがわ・のぞみ)
1987年生まれ。福島県出身。リオ五輪で4連覇を成し遂げた女子レスリング伊調馨を取材。2020年東京五輪を見据え、サッカーを中心にスポーツの育成年代を精力的に取材している。フジテレビ『とくダネ!』、2016年『林先生のあのアスリートを一流にした劇的スイッチ』他多数出演。
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