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ヤング魂 by 長谷川望

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[第139回]FW小島煌貴(ファナティコス)「全日得点王に輝いたストライカー!」
by 長谷川望

 ファナティコスは群馬県高崎市で活動しているジュニアサッカークラブ。昨年12月25日〜29日に行われたJFA 第42回全日本U-12サッカー選手権大会(2018年度に全日本少年サッカー大会から改称)に出場し、ベスト16という成績を収めている。

 若林秀行監督に新中学1年生になる選手たちへ、どのような選手に育ってほしいか聞いた。「この選手たちはテクニックもあり、得点に結びつけることができる選手たちなので、中学、高校へ進んで更に個人の強さを磨いてほしいです。そしてみんなに愛されるサッカー選手になってくれたら嬉しいです」と選手たちの可能性を信じて、新しい門出を祝っている。

 今回は全日本少年サッカー選手権大会で活躍した新中学1年生ストライカーをピックアップ!

PICK UP選手
 小島煌貴くん(12)。ポジションはフォワード。「壁を使って、狙ったところに当てる練習をしています」と家でも自主練を欠かさない彼は、昨年行われた全日本少年サッカー選手権大会で、4試合で14得点を挙げ、得点王を獲得している。今年の春からはベガルタ仙台ジュニアユースに活躍の場を移し、更なる成長が期待されている。

どんな選手⁉
 若林監督は小島くんの実力と今後の期待を込めてこう話す。「スピードもあり、得点力がある選手です。なかなか全国大会で得点王をとることは難しいので、彼の努力が実ったのだと思います。吸収が早いので、仙台での活躍が楽しみです」。

 その実力はチームメイトも高く評価している。「たくさん点をとってくれて、どんな状況でも助けられる存在です」「足が速くて、パワープレーも強いです」と、ストライカーとして信頼されているのが分かる。

 小島くんに得点王に輝いたときの気持ちを聞いた。「みんなが大切に繋げたパスを決めるだけだったので、冷静に流し込んで、(得点を)決めることが出来ました。得点王になれて良かったです!」。チームメイトたちへの感謝の気持ちを忘れず、喜びを語ってくれた。この経験は彼の自信となり、チカラになっていくに違いない!

気になる質問‼
――好きな選手を教えてください。
「ネイマール選手(パリSG)です。テクニックもすごいし、自分でドリブルしてシュートまで持っていくところが好きです」

――将来の夢を教えてください!
「海外で活躍できるサッカー選手になりたいです!」

――これからも頑張ってください!
「スタメンをとれるように日々努力して練習に臨んで、それを試合に生かしていきたいです!」

◆著者プロフィール◆長谷川望(はせがわ・のぞみ)
1987年生まれ。福島県出身。リオ五輪で4連覇を成し遂げた女子レスリング伊調馨を取材。2020年東京五輪を見据え、サッカーを中心にスポーツの育成年代を精力的に取材している。フジテレビ『とくダネ!』、『林先生のあのアスリートを一流にした劇的スイッチ』他多数出演。
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