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「絶対決めないといけないと思って…」浦和FW興梠が汚名返上の一撃! 金満・広州の今季初勝利を阻止

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[3.16 ACLグループH第3節 広州恒大2-2浦和 広州]

 途中出場の浦和レッズFW興梠慎三が汚名返上の一撃を突き刺し、土壇場で2-2に持ち込み、敵地で勝ち点1を獲得した。

 浦和は16日、昨季アジア王者でここまで勝利のない広州恒大(中国)のホームに乗り込んだ。序盤から大声援を背に攻め込む広州に前半6分、同14分と立て続けにゴールを許し、早々に2失点を喫してしまう。それでも同31分に相手GKのファンブルからFW武藤雄樹が1点を返すと試合の流れを引き寄せた。

 それでもなかなか同点ゴールを挙げられないでいると、後半17分に興梠とFW李忠成を投入し、攻勢を強める。そして迎えた21分、DF森脇良太が右サイドから上げたクロスを興梠がドンピシャヘッド。決まったかと思われたが、惜しくもゴール右に外れ、興梠だけでなくチームスタッフらも頭を抱えた。

「守備陣も2点を取られてから頑張ってくれていたし、相手のGKのミスで武藤が決めて、そこからはこっちの流れだった。追加点を取りたい中で自分にビッグチャンスが来たので、1本目のヘディングは外しましたけど、これは絶対決めないといけないと思って点を取りに行きました」

 そう試合後のインタビューで振り返った興梠に歓喜の瞬間が訪れる。終了間際の後半44分、DF槙野智章が左サイドから上げたクロスをFWズラタンが落としてPA手前から興梠が右足一閃。低い弾道のシュートをゴール左隅に突き刺し、土壇場で2-2と同点に追いついた。「ズラタンのいい落としがきたので振り抜くだけだった。いいゴールだったと思う」と、自画自賛のゴールだった。

 次節はホームに広州を迎える。「今日みたいなアウェーで負けることは絶対許されないと思っていたので、こういう風に最後に追いつけて良かったと思う。次節ホームで戦えるので絶対勝ち点3を取れるように頑張りたいと思います」と、来月5日の広州との第2ラウンドへ意気込んだ。

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