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昨季ACL4強G大阪 最終戦も落とす屈辱…初の未勝利最下位終戦

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[5.3 AFCチャンピオンズリーグ第6節 メルボルンV 2-1 G大阪]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は3日、グループリーグ第6節を行った。G組のガンバ大阪は敵地でメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)と対戦し、1-2で敗れた。すでに敗退が決まっていたG大阪だが、最終戦も敗れ、まさかの未勝利で大会を去ることになった。

 屈辱的な終戦だ。第5節まで勝利がなく、わずか勝ち点2のG大阪はすでに最下位でのグループリーグ敗退が決定。ただ、昨季4強の意地を見せたいG大阪は、強い思いを持って敵地での最終戦に臨んでいたはずだった。

 しかし相手の2位・メルボルンは、勝ち点6で並ぶ3位・水原三星(韓国)とし烈な16強進出争いを繰り広げていた。当該対戦で上回るメルボルンは勝てば自力で予選突破を決めるため、G大阪を上回るモチベーションで試合に臨んでいた。

 そして序盤から主導権を握ったのはやはりメルボルン。前半13分にエリア内でG大阪のFW長沢駿のハンドを誘いPKを獲得。これをFWベザート・ベリシャが決めてあっさり先制に成功すると、同16分には右クロスを合わせたFWアーチー・トンプソンのゴールで加点。決勝トーナメント進出へ向け、余裕を持った展開に持ち込んだ。

 対するFW宇佐美貴史、MF遠藤保仁ら主力が帯同しなかったG大阪は、流れを引き戻すことが出来ない。2点ビハインドで折り返した後半からMF堂安律、同17分からFW呉屋大翔を投入して得点を奪いに行く。しかし同21分のMF藤本淳吾の浮き球パスに反応した呉屋のシュートは、前に出たGKに阻まれた。

 G大阪はようやく後半40分、CKの流れからDF米倉恒貴がヘディングシュート。GKが弾いたこぼれ球を押し込んだFWアデミウソンのゴールで1点を返す。しかし同点までは追いつくことができず、G大阪は1-2で敗戦。今大会のグループリーグは2分4敗、出場8回目にして初の未勝利で大会を去ることになった。

 なお、G組は上海上港(中国)が1位通過、2位でメルボルンが初の16強入りを決め、最終戦で上海を破った水原三星は一歩及ばなかった。


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