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救世主は齋藤学!投入2分で決勝ゴール!苦戦した川崎Fに約1か月ぶり勝利もたらす

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川崎Fに勝利をもたらしたMF齋藤学

[3.13 ACLグループH第2節 川崎F1-0シドニーFC 等々力]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は13日、グループステージ第2節を行い、川崎フロンターレはホームでシドニーFC(オーストラリア)を1-0で下した。MF齋藤学が投入から2分後に決勝ゴール。公式戦4試合未勝利だった川崎Fは今季ACL初勝利を挙げ、2月16日のゼロックススーパー杯浦和戦(1-0)以来、約1か月ぶりとなる白星を飾った。

 川崎Fは10日に行われたJ1第3節横浜FM戦(△2-2)から先発3人を入れ替え、FW小林悠、MF中村憲剛がスタメンに復帰。MF長谷川竜也はACL連続先発となった。右サイドバックにはMF守田英正が入り、DF登里享平が左サイドバックを務めた。[スタメン&布陣はコチラ]

 4-4-2のミラーゲームとなった第2戦は小林とFWレアンドロ・ダミアンが2トップを形成した。徐々に川崎Fがボールポゼッションを高め、前半12分、鋭いドリブルで左サイドを持ち上がった長谷川が切れ込み、横パスを供給。L・ダミアンがトラップから右足で狙ったが、シュートは惜しくもゴール右に外れた。

 前半20分にはカウンターから中央を突破したL・ダミアンが右足シュート。これはGKアンドリュー・レッドメインの好セーブに阻まれ、続くCKから立て続けに攻めたが、好機は生かせなかった。シドニーFCの反撃はGKチョン・ソンリョンを中心に跳ね返し、スコアレスで前半を折り返した。

 距離感が悪くパスがつながらない場面もあったが、徐々に攻勢を強め、左サイドの長谷川が加速したドリブルから右足シュート。これはわずかにゴール右に外れると、後半14分にはMF中村憲剛の右CKから守田が強烈なミドルシュートを打ったが、好反応したGKレッドメインに横っ飛びで阻まれた。

 鬼木達監督は後半16分、右サイドバックで先発した守田に代えてMF鈴木雄斗を投入。後半19分にはL・ダミアンに代わってFW知念慶が入った。後半21分に決定機を迎え、登里のグランダーのクロスを長谷川がプッシュしたが、GKレッドメインの正面。その後もシュートを畳み掛けたが、シドニーFCの堅守に跳ね返された。

 ゴールが遠い川崎Fは後半36分、長谷川に代えて齋藤を投入すると、この交代策が的中する。直後の後半38分、家長の縦パスを知念がつなぎ、右サイド深い位置から中村がクロスを供給。相手がクリアしたボールがバウンドして流れ、こぼれ球に反応した齋藤が右足シュートを突き刺した。1-0で勝利した川崎Fは今季ACL初勝利。第3節は4月10日にアウェーで蔚山現代(韓国)と対戦する。

(取材・文 佐藤亜希子)
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