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横浜FM上島拓巳がACL準決勝で前半一発レッド…来季新ルールならイエロー軽減も今季は“三重罰”処分に

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DF上島拓巳(写真右)が一発退場

 横浜F・マリノスにアクシデントが発生した。24日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第2戦・蔚山現代戦の前半、3点を先取しながらも1失点を喫して2戦合計3-2とされると、DF上島拓巳がハンドの反則でPKを献上して一発退場に。このPKを決められて2戦合計タイスコアになると同時に、残り時間を数的不利で戦うことになった。

 前半39分、蔚山現代がカウンターを仕掛けるとFWオム・ウォンサンがペナルティーエリア内に侵入。上島がスライディングで対応を試みるも、相手にかわされてしまう。すると横に伸びた右腕がボールに当たった。この腕はいわゆる支え手には当たらず、不自然に体を大きくしたとしてアリレザ・ファガニ主審はハンドの反則と判断し、蔚山現代にPKを与えた。

 上島がハンドの反則をした際、横浜FMにカバーできるフィールドプレーヤーはおらず、反則がなければオム・ウォンサンがGKポープ・ウィリアムと1対1になる状況だった。したがって決定的な得点機会の阻止(DOGSO)となり、ハンドの反則には懲戒罰の軽減ルールが適用されないため、レッドカードに相当。上島は一発退場となった。

 もっとも来季から適用される2024-25競技規則では、PKを与えるハンドの反則についても、新たに懲戒罰の軽減ルールを設けることになっている。意図的なハンドの反則は対象外だが、偶発的に当たったものは一段階カードの色が下がる仕組み。したがって今回の事象も新競技規則の適用後であればイエローカードに軽減されたとみられる。

●ACL2023-24特集
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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