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ACL神戸敗戦…VARによる得点取り消しに川淵氏「怒りが収まらない」、審判委員長の回答も明かす

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川淵三郎氏がACLの問題場面に言及

 初代Jリーグチェアマンの川淵三郎氏がツイッター(@jtl_President)を更新。13日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝で、ヴィッセル神戸がビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入により得点を取り消しされた場面に言及した。

 神戸は準決勝で蔚山現代(韓国)と対戦し、1-2で敗れた。後半7分にMF山口蛍が先制点を決め、さらに同30分にはMF安井拓也のシュートのこぼれ球をFW佐々木大樹が押し込み、2-0と点差を広げた。

 しかし、直後にVARが流れの中で安井にファウルがあったことを確認。佐々木の得点が取り消しとなった。

 川淵氏は試合中もツイッターを更新し、「神戸2点目のVARによる取り消しはどうにも納得がいかない。神戸への心理的影響は計りし得ないものがあったはず」と判定に不満な様子を見せるが、終了後には「神戸、残念。よく頑張ってくれたね!」とねぎらいの言葉を発信していた。

 だが、日が明けると改めて2点目取り消しの場面を再考。「ヴィッセル神戸の2点目のVARによる得点の取り消しは大きな疑問が残る」と再度言及し、「あそこまで遡って適用されるのかという事。しかもVARでファールと認定したプレーはその時審判が問題なしと見てプレーを続行させている。それをファールと問題提起したVAR担当、そしてそれを否定せず認めた審判に大きな問題がある」と指摘した。

 この結果により、日本勢はACLから姿を消した。川淵氏は「怒りが収まらない」と感情を垣間見せつつ、「でも自分のルール解釈に間違いがあるかもと黛審判委員長に聞いてみた」と黛俊行氏にも伝えていることを明かす。「この件会長からも指示があったとのこと。得点につながる一連のプレーの中で問題があればVARの対象にはなる。が今回は接触プレーを問題ありとして提起したVAR担当とそれを簡単に認めた審判に問題ありと聞いて納得」と審判委員長も同様に、取り消しに問題があったと考えていることを伝えた。

●ACL2020特設ページ

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