beacon

[クラブユース選手権(U-18)]決勝アシストも不満のU-18代表候補、甲府U-18MF末木「三ツ沢へ自分が連れていく」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[7.26 日本クラブユース選手権(U-18)大会決勝T1回戦 神戸U-18 1-2 甲府U-18 宮城総合]

 ヴァンフォーレ甲府U-18のU-18日本代表候補MF末木裕也が決勝点を演出した。後半33分、末木は左FKから「強いボールをいつもファーに入れるので、GKの上超えるボールを上げるだけでした。練習もどこのチームよりもセットプレーを練習している」とファーサイドのMF西海那音の頭にピタリと合わせて決勝点をアシストした。

 ボランチでコンビを組む後輩MFの西海が「(レベルが)全然違います。正直、裕也クンを助けるのが自分の仕事だと思っているので、それは毎試合意識しています」というほど、チームメートからの信頼は厚い。中盤でボールを収めながら、その配球で甲府のポゼッション、また速攻にアクセントを加える。

 だが、この日は「きょうはそんなに出せなかったです。自分にボールが入った時に時間作れなくて、ボールを失ったりしてしまった」と不満顔。決勝ゴールをアシストしたものの、本人にとっては悔しい内容となってしまった。

 今年3月のU-18日本代表候補合宿に選出され、意識が変わった。「代表に入ったからにはチームでも毎試合毎試合一番いいプレーをして、引っ張っていかなければいけない」と誓う。だからこそ、神戸U-18戦終了直後から、横浜FMユースとの準々決勝へ向けた気合を示していた。「自分たちの目標は三ツ沢だったので明後日絶対に勝つ。三ツ沢へ自分が連れていくという気持ちでやります」。エースが誰にも負けないプレーで甲府を4強へ導く。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
【特設ページ】第39回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会

TOP