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九州の街クラブが全国のファイナルへ! ソレッソ熊本が川崎F U-15生田に2-1快勝!

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ソレッソ熊本U-15が初の決勝進出

[8.23 日本クラブユース選手権(U-15)準決勝 川崎F U-15生田 1-2 ソレッソ熊本 帯広の森球技場A]

 23日、第38回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会準決勝が帯広の森球技場Aで開催され、ソレッソ熊本U-15(九州3)は川崎フロンターレU-15生田(関東8)と対戦。2-1で勝利を収め、熊本県勢として初めての決勝進出となった。

 ソレッソは40分にMF山本翼(3年)の得点で先行するも、前半終了間際に川崎F生田のMF小田脩人(2年)のゴールで追い付かれる苦しい展開。しかし後半、13分にMF梶原夢月(3年)のアシストからエースFW菊山璃皇(3年)が押し込み、勝ち越しゴール。2倍以上のシュートを浴びる流れも、「押し込まれていても肝心なところはやらせなかった」と広川龍介監督が胸を張った踏ん張りで耐え切り、2-1での快勝となった。

 ソレッソは今大会、U-15日本代表にも名を連ねるMF野口蓮斗(3年)が負傷のため不在。「全国大会をこうやって戦っていても、あの子ほど上手い子はいないと感じるくらいに上手い選手」と広川監督も評する大黒柱を欠いての戦いだった。「でも、『その分だけ、いつもよりプラス1頑張ろう』と言ってきて、選手たちがその通りに泥臭く頑張ってくれている」と、一人ひとりが自覚を持ってタフに戦い、接戦を制してきた。

 そして、24日に迎える決勝の相手はFC多摩ジュニアユース(関東2)。Jリーグ開幕以降では初めてとなる“街クラブ決勝”となった。

「多摩さんとはこれまでやったことがないのですが、街クラブのどちらかが優勝できるというのは凄いこと」と喜んだ広川監督は決勝への意気込みをこう語った。

「飾らずに、泥臭く、僕ららしく戦いたい。しっかりとゴール前へ勇気を持って入っていってコンビネーションで点を取って勝ちたいです」

 中学年代のクラブチーム日本一を懸けての“街クラブ決勝”は24日11時から、帯広の森陸上競技場にて開催される。

(取材・文 川端暁彦)
第38回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会特集
川端暁彦
Text by 川端暁彦

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