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[クラブW杯]チェルシーに挑むモンテレイ、「勝利を目指して戦う」

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[12.9 クラブW杯準々決勝 蔚山現代1-3モンテレイ 豊田]

 チェルシーへの挑戦権を獲得した。2大会連続2回目の出場となった北中米カリブ海代表のモンテレイ(メキシコ)はアジア代表の蔚山現代(韓国)に3得点の快勝。準々決勝で敗れた前回大会のリベンジを果たした。

「目標は次のステップに進むことだった。第一の目標を達成できてうれしい」。ビクトル・ブセティク監督は初の準決勝進出を喜んだ。大会初戦となった準々決勝。「去年の経験が役に立った。1年前に初戦がいかに重要かを学んだ。時間をかけて準備したし、相手チームのことも徹底して分析した」。前回大会は柏にPK戦の末に敗れ、5位決定戦に回ったが、昨年の反省を生かした。

 国内リーグが終わってからクラブW杯までは約1か月のインターバルがあった。「去年はリーグ戦が終わってから1か月休んでいた。柏戦に向けての準備も3、4日間だった」と振り返る指揮官は「今年はこの1か月に練習試合を3試合組んだ。リズムを失うことなく、リーグ戦でよくなかったところを修正する時間もあったし、韓国のチームも1か月かけて分析してきた」と力説。「相手には背の高い選手が多く、空中戦が増えるのは分かっていた。プレスをかけてエリアを小さくした。それが機能した」と胸を張った。

 13日の準決勝(横浜)では欧州代表のチェルシー(イングランド)と対戦する。「チェルシーのことはよく知っているし、チェルシーのサッカーのレベルもよく知っている」。格上であることは認めたうえで「自信、希望、信頼を忘れずに試合に臨みたい。相手は偉大なチームだが、今日やったプレーを次の試合でも見せたい。自分たちを信じて、勝利を目指して戦いたい」と意気込んでいた。

(取材・文 西山紘平)

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