beacon

結果は5位だけど…浦和GK西川「勝って終わることが大事だった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

浦和レッズGK西川周作

[12.12 クラブW杯5位決定戦 浦和3-2W・カサブランカ アルアイン]

 FK、そしてPKでネットを揺すられ、2失点こそ喫した。しかし、鋭い反応でゴールを守った浦和レッズGK西川周作は、3-2の勝利に貢献してチームをクラブW杯5位へと導いた。

 前半18分にDFマウリシオの豪快なミドルシュートで先制すると、前半21分にはPA内に進入したFWFWイスマイル・エル・ハダにシュートを放たれるが、距離を詰めた西川がストップ。同21分にエル・ハダがゴール前に蹴り込んだFKが直接ゴールマウスに吸い込まれて失点を喫したものの、同38分にMFワリド・エル・カルティの至近距離からのヘディングシュートを阻むなど前半を最少失点に抑える。

 2-1とリードして迎えた後半も、好反応を見せてゴールを死守。同15分にマウリシオが加点してリードを2点差に広げると、同アディショナルタイムにPKで2失点目を喫したものの、逃げ切ったチームは3-2の勝利を収めた。3日前の準々決勝アルジャジーラ戦では、後半7分にカウンターを浴びると、FWアリ・マブフートに股を抜かれて決勝点を献上。その試合の反省が生きたと振り返る。

「この間の試合ではコースがなかった中で股下をやられてしまったので、今日は寄せるところと股下を消すところの判断をしっかりして、落ち着いてプレーできた」

 この試合は、浦和にとってクラブW杯最終戦となるだけでなく、シーズン最終戦となった。「勝って終わることが本当に大事だった。チームとして気持ち良く帰れるんじゃないかなと思う。5位という結果でしたが、アフリカ王者相手に良い試合をして、勝って終われたことは本当に良かった」。決して今大会で満足のいく結果を残せなかったが、白星でシーズンを終えたことに充実した表情を浮かべた。

(取材・文 折戸岳彦)
●クラブW杯2017特集

TOP