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浦和は無念の世界4位、アルアハリに2点ビハインドから意地の同点も…再び2失点浴びてクラブW杯3位ならず

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浦和は3位決定戦で敗戦

[12.22 クラブW杯3位決定戦 浦和 2-4 アルアハリ ジッダ]

 FIFAクラブワールドカップ2023は22日に3位決定戦を行った。アジア王者・浦和レッズはアルアハリ(エジプト)と対戦し、2-4で敗戦。2点ビハインドから一度は同点に追いついたが、その後2失点を食らって敗れた。

 準決勝でマンチェスター・シティに敗れた浦和は2007年以来の3位を目指し、アフリカ王者に挑んだ。4-2-3-1の布陣を敷き、GKは西川周作。4バックは左からDF明本考浩、DFマリウス・ホイブラーテン、DFアレクサンダー・ショルツ、DF酒井宏樹。2ボランチはMF岩尾憲とMF伊藤敦樹。2列目は左からMF小泉佳穂、MF安居海渡、MF関根貴大で、1トップはFWホセ・カンテとなった。

 先制点を奪いたい浦和だが、前半19分に失点を喫する。左CKからFWモハメド・ハニーにミドルを打たれると、GK西川がはじききれず。こぼれたところをDFヤセル・イブラヒムに押し込まれた。さらに、アルアハリの攻撃を受ける。同25分、ビルドアップのミスを突かれてそのまま自陣内でピンチに陥ると、最後はFWパーシー・タウに2失点目を決め切られた。

 2点ビハインドの浦和は前半終了間際に1点を返す。前半43分、小泉が中盤左サイドから右足キックを放つと、PA右から酒井が頭で折り返す。伊藤がゴール前に詰めて相手選手と混戦。こぼれ球をカンテが左足で合わせ、ゴールに流し込む。1-2と点差を縮めて後半に折り返した。

 ハーフタイムに浦和は2枚替え。関根と岩尾を下げ、FWブライアン・リンセンとMF中島翔哉を投入した。すると後半8分、浦和に絶好のチャンスが到来。敵陣PA内でのリンセンのヘディングシュートが相手のハンドを誘発し、PKを獲得した。

 キッカーは名手ショルツ。ど真ん中のシュートを決め、2-2と同点に追いついた。

 だが、その後は再び劣勢に陥る。そして後半15分に3失点目。DFアリ・マールルに左足ボレーを打たれると、小泉に当たってボールの軌道が変化。虚を突かれた西川は反応するも止めきれず、2-3と勝ち越しを許した。

 浦和は後半20分にも2枚替え。酒井と小泉に代えてDF荻原拓也とFWアレックス・シャルクを入れた。だが同28分、荻原が相手選手を自陣内で倒してしまい、PKを献上。すると大ピンチで守護神が躍動。マールルのシュートを西川が正面で受け切り、失点を阻んだ。

 後半35分、浦和は5枚目の交代カードを切る。伊藤を下げ、FW興梠慎三をピッチに送った。

 浦和は終盤に決定機を迎えるものの、決め切れない。後半アディショナルタイムに4失点目を喫してそのまま2-4で試合終了。浦和は無念の世界4位で大会を終えた。

●クラブW杯2023特集
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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