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代表合宿13日目、練習後のザッケローニ監督コメント

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 W杯アジア最終予選・ヨルダン戦(埼玉)に向け埼玉合宿中の日本代表は6日、埼玉県内で非公開練習を行った。練習後にはアルベルト・ザッケローニ監督が試合2日前ながら報道陣に異例の対応を行った。

以下、練習後のコメント

―ヨルダン戦への準備は順調か?
「明日の公式練習を残すのみだが、現時点で抱いている感想としては、いい準備ができていると思っている。選手も集中しているし、モチベーションも高い。準備ができているかどうかはピッチで証明されることだが、個人的にはいい準備ができていると思っている」

―昨日、マンチェスター・Uが香川の移籍合意を発表したが?
「選手からも、この件については触れたくないという話が出たのは聞いている。ただ、これに触れないのは難しいことも分かっている。今回の移籍は日本のサッカー界のためにもいいことだと思う。私がこのチームの監督に就任して2年もたたないが、その間に2人の選手が世界レベルのクラブに行った。長友がインテルに移籍し、香川がマンチェスター・ユナイテッドに行く。これは日本サッカー界にとってもいいことだと思う。日本の育成システムが世界に認められたという意味で大きな出来事だと思う。

 香川とも直接話したが、『幸運を祈る』とは伝えたが、『この時点でおめでとうという言葉はかけない』と言った。彼にとってこれがスタートラインであって、到達点ではないという話をした。3年後、マンチェスター・ユナイテッドに彼が残っていて、3年間いいプレーをしたとき、初めて『おめでとう』と声をかけると話した。本当の結果は、功績を残したうえでの結果。マンチェスター・ユナイテッドに行くことは素晴らしいが、そのうえで結果を出してほしい。とはいえ、3年後、彼に『おめでとう』という言葉をかけられると確信している。クオリティー、メンタルの面でも、必ず通用すると思っている」

(取材・文 西山紘平)
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