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G大阪は札幌に今季最多の4発快勝、今季初の完封勝利で約2か月ぶり白星

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[6.23 J1第15節 札幌0-4G大阪 札幌ド]

 J1の第15節が23日に各地で行われた。17位ガンバ大阪は敵地で最下位コンサドーレ札幌と対戦し、今季最多の4得点を奪うと4-0で圧勝した。公式戦での白星獲得は4月22日の清水戦(3-1)以来、実に9戦ぶり。今季リーグ戦15試合目にして初の完封勝利で約2か月ぶりの白星を手にした。一方の札幌は4戦18失点と守備が崩壊。リーグ戦6連敗を喫した。

 開始直後からG大阪が果敢に攻め込む。すると前半16分、MF遠藤保仁の左CKから最後はFWパウリーニョがヘディングシュート。幸先よく先制点を奪った。さらに同26分には追加点。中央から押し込むと、MF明神智和のパスを受けたMF倉田秋がPA右からミドルシュートを叩き込んだ。早くも2点差に広げる。

 G大阪の勢いは止まらない。前半35分には早くもダメ押しの3点目。ゴール正面でのFK、遠藤が右足で蹴り込んだボールは壁の間を抜けるとゴール右下へ吸い込まれた。3-0とG大阪が札幌を圧倒。札幌の2本を大きく上回る12本のシュートを放ち、前半を折り返した。

 後半に入っても試合の流れは変わらず。後半22分には倉田のスルーパスから左サイドへ抜け出したDF藤春廣輝がシュートを放つが、わずかに枠外へ逸れる。その後も倉田や明神が果敢に仕掛けては追加点を狙った。3点差を守るG大阪は後半28分に遠藤に代わって、MF武井択也。同32分には二川に代えてMF寺田紳一、同35分にはパウリーニョに代わり、MF阿部浩之をピッチへ送る。

 後半41分にはセットプレーからチャンスを演出。ドリブルで仕掛けた明神がPA手前左でMF河合竜二に倒されてFKを獲得する。すでに遠藤が交代していたために阿部がキッカーを務めると、ボールは壁に当たり、惜しくもクロスバーに当たった。それでもロスタイム3分には、今季最多となる4点目が生まれる。右サイドから仕掛けると、阿部の落としたボールから武井がミドルシュートを叩き込む。4-0と試合を決定づけた。終了間際には押し込まれる場面もあったが、GK木村敦志の好セーブもあり、4-0で試合は終了。今季15試合目にして初の完封勝利を果たした。

 試合後、直接FKを決めた遠藤は「最初の時点で自分たちでボールキープができていた。1試合では何も判断できないが、きょうみたいな試合を続けていけば、結果はついてくると思う」とコメント。約2か月ぶりの勝利を受けて「ここから勝ち点3を積み重ねていって、できる限り上を目指していきたい」と力を込めた。

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