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クラブの協力得られず…宇佐美、酒井高不在に関塚監督「残念なこと」

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 男子五輪代表が8日、都内で合宿をスタートさせた。オーバーエイジのDF吉田麻也(VVV)、DF徳永悠平(F東京)、GK林彰洋(清水=バックアップメンバー)の3人もU-23日本代表に初合流。この日、J2リーグ戦のあったFW杉本健勇(東京V)、DF大岩一貴(千葉=バックアップメンバー)、所属クラブの事情で不参加となったMF宇佐美貴史(ホッフェンハイム)、DF酒井高徳(シュツットガルト)の計4人を除く18人(登録メンバー15人+バックアップメンバー3人)で初日の練習を行った。

 杉本と大岩は明日9日の練習から合流するが、宇佐美と酒井の2人はクラブからの許可が下りず、11日のニュージーランド戦(国立)も欠場する。「昨日、(Jリーグの)視察に行く途中の車で電話を受けて、知らせを聞いた」という関塚隆監督。選手の招集に関し、協会側に拘束力が発生するのは12日以降という事情もあるが、クラブ側の協力を得られなかったことに「残念なこと」と話した。国内合宿では主力2人を欠いてチームづくりを進めていかざるを得なくなったが、「選手にも伝えたが、一つひとつのことに一喜一憂せず、毎日できることを積み上げていくことが大切」と気持ちを切り替えていた。

 ニュージーランド戦はバックアップメンバー4人を含めた20人で臨み、関塚監督はバックアップメンバーも起用する考えを示唆した。ニュージーランド戦後、チームはいったん解散。14日、15日のJリーグを終えてから再集合し、16日に渡英する。バックアップメンバー4人も現地での最後の強化試合となる21日のメキシコ戦(ノッティンガム)までチームに帯同する予定。26日にグラスゴーで行われるグループリーグ初戦・スペイン戦のキックオフ24時間前までは負傷者が出た場合、予備登録35人の中から選手の入れ替えが可能で、大会開幕後はバックアップメンバーからのみ補充できる。

(取材・文 西山紘平)

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