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[プレミアリーグ参入戦]香川西敗戦で来季四国勢はプレミアリーグ出場チームゼロに

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高円宮杯U-18サッカーリーグ2012プレミアリーグ参入戦
[12.15 プレミアリーグ参入戦 大津高6-1香川西高 埼玉第3G]

 プリンスリーグ四国では主力が不在だった済美高(愛媛)戦第2戦を除いて無敗。14勝3分1敗という圧倒的な力で初優勝を果たした香川西高(香川)だったが、この日は6失点で大敗を喫してしまった。

 腰痛からコンディションが回復した右MF箱崎裕也(3年)が個人技で堂々と大津に対抗し、MF片倉冬威主将(3年)の左足シュートやFW阪本翔一朗(2年)の豪快なドリブルなど、アタッキングゾーンでの思い切った仕掛けで大津を押し返していた。流れが良い時間帯に不用意な失点をしてしまうなどリズムに乗り切れていなかったが、0-3の前半42分に相手のミスを逃さなかったFW近藤義剛(3年)が追撃ゴールを決める。

 それでもCBとボランチのギャップで上手く受ける相手に対応できずに中盤で数的不利を強いられると、勢いに乗った相手の攻撃を食い止めることができずに6失点。今季、四国から唯一プレミアリーグWESTに参戦していた愛媛FCユースが最下位での降格が決まっているため、この日の香川西の敗戦によって来季四国勢は全国リーグに1チームも参加することができなくなった。

 チームはこの悔しさを今後の公式戦にぶつけるだけ。大浦恭敬監督は12月30日開幕の全国高校選手権へ向けて「(きょうは)スピードを上げないといけないところで、ちょっとつなぎ過ぎのところがあった。自分らの力が分かったから、シンプルに1-0で勝つサッカーを目指すしかない」。この敗戦から切り替えて創造学園高(長野)と戦う全国高校選手権初戦に臨む。

(取材・文 吉田太郎)
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