今季限りで東京ヴェルディを退団したMF佐伯直哉が25日、自身のブログで現役引退を決断したことを発表した。

　佐伯は「大きな決断」というタイトルでブログを更新。「私事で恐縮ですが…今シーズンをもって現役を引退します! ゴン中山さんと同様に私も未練タラタラですが」と綴り、ケガもあってシーズンを通してプレーし続ける事、練習から出し切る事ができなくなった無念さを滲ませた。

「ヴェルディを退団する事が決まってからここに来るまでの約ひと月は、選手としてチャレンジする事と引退する事で気持ちが揺れに揺れ、迷い、日々いろんな事を考えました。プロとして13年、サッカーと出会ってからといえば26年という長い競技生活の事を考えるとスパッと決めれる程、簡単なものではなかった」と去就についてとても悩んだことを明かした佐伯だが、最後は「ここまで続ける事ができてホント幸せです。ただのありがとうじゃ足りないくらいの、ありがとう!です」と支えてくれた人たちへの感謝を述べている。

　佐伯は国士舘大から00年に磐田へ加入し、神戸、大宮、福岡、千葉でもプレー。今季は10月21日の栃木戦が初出場で2試合91分間の出場にとどまっていた。J1通算138試合3得点、J2通算64試合1得点だった。

---

▼関連リンク
2013年Jリーグ移籍情報ページ