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[ACL]移籍後初ゴールが決勝弾!柏MF狩野「点を取れてホッとしている」

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[3.13 ACL第2節 柏3-1セントラルコースト・マリナーズ 柏]

 移籍後初ゴールが、柏レイソルの連勝を決める決勝点となった。今シーズン、横浜F・マリノスから移籍してきたMF狩野健太。リーグ、ナビスコカップ、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)、そしてその先のクラブワールドカップ……。すべてのタイトルを奪取すべく敢行した柏の大型補強。FWクレオ、DF鈴木大輔とともにの目玉選手の一人に挙げられるのが狩野だ。「自分は点を求められるポジション。いいボールが来たので合わせるだけだった。点を取れてホッとしている」。少し安堵の表情を浮かべながら、試合後に語った。

 ボールを支配しながらもなかなかゴールが割れず、ドロー終戦が観ている者の脳裏をかすめ始めた後半22分、見事な逆転ゴールを決めた。ゴール後の喜びようを見るに、狩野の苦悩が感じられた。狩野がポジション争いを挑む柏の攻撃的MFのスタメンは、MFレアンドロ・ドミンゲス、MFジョルジ・ワグネルというリーグNo.1の激戦区だ。

 9日に行われたJ1第2節・F東京戦(0-3)では、負傷欠場したワグネルに代わって左の攻撃的MFとして移籍後公式戦初出場&初先発。しかし、チームは守勢に回ることが多く、持ち味をまったくといっていいほど発揮できないまま後半18分にピッチを去った。この日は2試合連続でのスタメンを勝ち取ると、F東京戦と同じく左の攻撃的MFに入ったが、一転して存分に持ち味を発揮。右の攻撃MFレアンドロと試合中にポジションをチェンジするなど、スムーズな連携も見られた。

「チームの勝利が第一ですけど、結果(ゴール)も出していきたい」と語る狩野。「レイソルカラー」(狩野)に髪を染めた“金狼”の逆襲は、始まったばかりだ。

(取材・文 奥山典幸)
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