第87回関東大学サッカーリーグ戦1部は28日、第4節2日目の4試合を行った。

　開幕3連勝で2位の日本体育大と2勝1分で3位の中央大との一戦は前半28分に相手オウンゴールで日体大が先制。日体大は後半、相手をシュート1本に封じるなど1-0で勝ち、開幕4連勝としている。

　昨年度の全日本大学選手権覇者の早稲田大は昇格組の桐蔭横浜大と1-1で引き分けた。前半39分に桐蔭大MF平山玲央(4年=横浜FCユース)に先制ゴールを奪われた早大は後半15分、エースFW榎本大希(4年=横浜FMユース)のPKによって追いついたが、勝ち越すことができなかった。　

　国士舘大と対戦した明治大は前半43分に国士大FW児玉宗土(4年=東京Vユース)に先制ゴールを決められた。だが、明大は後半35分にジュビロ磐田内定のSB小川大貴主将(4年=磐田ユース)のアシストから交代出場のFW三橋隼斗(4年=鹿島学園高)が同点ゴール。試合終了間際の42分にもMF和泉竜司(2年=市立船橋高)のラストパスから三橋が決めて2-1で逆転勝ちした。

　流通経済大対慶應義塾大戦は前半5分、流経大MF石井雄輔(4年=流通経済大柏高)が先制のヘディングシュート。さらにMF{森保圭悟(2年=広島ユース)のゴールで加点した流経大に対し、慶大もFW武藤嘉紀(3年=F東京U-18)のゴールで1点差としたが、試合終了間際に交代出場のFW久保武大(4年=福岡U-18)のゴールでダメ押した流経大が3-1で勝利している。

　27日に第4節1日目の2試合を行った。開幕3連勝、計15得点で首位の専修大は4位・順天堂大と戦い、2-1で逆転勝ちした。先制したのは順大。前半31分、前節ハットトリックのMF長谷川竜也(2年=静岡学園高)がドリブルシュートを決めてリードを奪う。だが専大は3分後の34分に全日本大学選抜SB北爪健吾(3年=前橋育英高)のアシストからFW前澤甲気(3年=清水商高)がヘディングシュートを決めて同点に追いついた。さらに専大は後半25分、全日本大学選抜MF下田北斗(4年=大清水高)とのパス交換から横浜F・マリノス特別指定選手の全日本大学選抜MF長澤和輝主将(4年=八千代高)が4試合連続ゴールとなる決勝点を決めて競り勝った。

　10位・筑波大対7位の東洋大戦は壮絶な撃ち合いの末、5-5で引き分けた。2-2で前半を折り返した一戦は、後半6分に東洋大FW川森有真(3年=広島ユース)が勝ち越しゴール。東洋大はさらに16分にも1年生MF篠田朋宏(青森山田高)が初ゴールを決めて4-2と突き放す。だが筑波大は18分に鹿島アントラーズ内定の全日本大学選抜FW赤崎秀平(4年=佐賀東高)のゴールで1点差とすると、20分にはジュビロ磐田内定の全日本大学選抜MF上村岬(4年=磐田ユース)が同点弾。そして22分には上村のアシストから全日本大学選抜MF谷口彰悟主将(4年=大津高)が勝ち越しヘッドを決めた。2点差をひっくり返した筑波大だが、東洋大は37分、川森のPKで同点に追いつき、引き分けに持ち込んだ。

【第4節】(4月27日)
[フクダ電子アリーナ]
筑波大5-5東洋大
[筑]谷口彰悟2(12分=PK、67分=補・上村岬)、曽山慶太(32分=補・片岡爽)、赤崎秀平(63分)、上村岬(65分)
[東]三田尚央2(9分=PK、45分)、川森有真2(51、82分=PK)、篠田朋宏(61分)

専修大2-1順天堂大
[専]前澤甲気(34分=補・北爪健吾)、長澤和輝(70分)
[順]長谷川竜也(31分)

(4月28日)
[Shonan BMW スタジアム平塚]
早稲田大1-1桐蔭横浜大
[早]榎本大希(60分=PK)
[桐]平山玲央(39分=補・坪井秀斗)

[横浜市三ツ沢公園陸上競技場]
中央大0-1日本体育大
[日]オウンゴール(28分)

[厚木市荻野運動公園競技場]
流通経済大3-1慶應義塾大
[流]石井雄輔(5分)、森保圭悟(65分)、久保武大(86分=補・石井雄輔)
[慶]武藤嘉紀(75分)

[相模原麻溝公園競技場]
明治大2-1国士舘大
[明]三橋隼斗2(80分=補・小川大貴、87分=和泉竜司)
[国]児玉宗土(43分=補・木下ロベルト)

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