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W杯メンバーから刺激を受けた柿谷「俊さんは怖いぐらい存在感がある」

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[6.16東日本大震災復興支援スペシャルマッチ JリーグTEAM AS ONE2-1Jリーグ選抜 国立]

 セレッソ大阪のMF柿谷曜一朗は、昨年に続きJリーグ選抜のメンバーに選ばれ、復興支援スペシャルマッチのピッチに立った。「昨年は初めてでしたし、緊張で何もできない感じでした。昨年はスタメンじゃなくて、今年はスタメンだったので頑張ってやろうというのはありました」と、試合前の様子を振り返る。

 2度目ということで「周りの選手とも話せたり、コミュニケーションもとれた」と、前回よりも雰囲気には馴染みやすかったことを認める。その一方で、ピッチ内では新たな刺激を2010年W杯組から得ていた。

「やっぱりCBの2人。W杯を戦った2人が、自分たちが攻めているときに守ってくれていると『すげーな』と思いました」と、中澤佑二(横浜FM)と闘莉王(名古屋)のコンビの安定感を絶賛。さらに、同大会まで日本代表の10番を付けていたレフティーにも、大きな刺激を受けたことを明かした。

「俊さん(中村俊輔)のピッチ内外での存在感。ちょっと怖いぐらいすごいと思ったし、味方ながら『早くボールを渡さなアカン』と思ってしまいましたね」

 今季はJ1で13試合に出場し、9得点を挙げて得点ランクでもトップに立つ。その活躍に、日本代表に推す声も増えてきた。だが、本人は自分の足下を見失っていない。この日の未明に行われていたコンフェデレーションズ杯のブラジル戦についても「見ていない」と話し、日本代表入りについても、まだ自分とは遠いところにあると思っているようだ。

 それでも、2年前までJ2でくすぶっていた逸材は、2010年W杯メンバーとともにJリーグを代表する22選手のうちの一人になった。「ホンマに僕ら選手が一生懸命頑張って、被災された方々が元気になってくれればという思いです。でも、僕がすごい選手たちとプレーできたことによって、すごい良い刺激というか、良い経験をさせてもらったと思います」。そう目を輝かせる柿谷にとって、この日は間違いなく、代表に入る前の良い予行演習になったに違いない。

(取材・文 河合拓)

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