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北九州市長が新スタジアム建設を表明、北九州・前田「僕たちはピッチで結果を」

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 北九州市(福岡)の北橋健治市長は25日の定例記者会見で、ギラヴァンツ北九州の本拠地となる新スタジアムをJR小倉駅北口に建設すると正式表明した。

 北九州の現在の本拠地、本城陸上競技場は収容人員が約1万人と、J1への昇格条件を満たしていなかった。新スタジアムの収容人数は1万5千人、2017年春のオープン予定となっている。
 
 これを受けて北九州は横手敏夫代表取締役社長と柱谷幸一監督、前田和哉主将のコメントを発表。前田は「僕たちはピッチで結果を出し、皆さんの期待にこたえていけるよう頑張ります」と意気込んだ。

以下、クラブ発表のコメント
●横手敏夫代表取締役社長※記者会見より抜粋
「本日の北橋市長の表明を受け、大変嬉しく思いました。待ちに待った新スタジアムの建設に向けて、市民の代表である市議会が新スタジアム建設に賛成していただいたこと、そしてファン・サポーター、スポンサーをはじめ多くのステークホルダーのご理解に感謝を申し上げたいです。市の財政が大変厳しい状況にある中で、多くの事業費をかけて新スタジアムを建設することに向けては一部に反対や慎重な意見があることは十分承知しているので、身の引き締まる思いもいたします。
 新スタジアムは様々な可能性も持っています。まず、交通アクセスが非常に良く、新幹線口と小倉城口、商店街とあわせて街の賑わいを創出していくことができる点。そして、観客とピッチが近くなれば、よりダイナミックな劇場型のスタジアムでの観戦も可能になります。またサッカーだけでなく、他のイベント等の実施で市民が集える場所としての利用もあるでしょうし、環境未来都市・北九州ならではのエコ・スタジアムというのも、ハード面における楽しみの一つです。
 2017年にJ1昇格のためのハード面は整うので、クラブとしてはソフト面の条件を整備してJ1昇格を目指していきます。チーム成績はもちろんですが、集客力、練習環境の整備、育成・普及の強化に取り組み、スタジアムのこけら落としがギラヴァンツ北九州にとって最初のJ1の試合となるよう、まずはJ1昇格を果たしたいです。そして10年後にはJ1でもトップクラスに入り、ACLに出場しアジアに羽ばたくチームづくりをしていくことで、スタジアムに見合うクラブにしていきたいと思います。
 100万都市北九州をはじめ、周辺含め170万人が住むこの地域の誇りとなれるよう、市民や企業・団体の皆様から幅広いご支援をいただけるよう、チームもフロントもクラブ全体が地域に根差したクラブ運営に取り組み、北九州の子供たちに夢と感動を、街に誇りと活力を与え、北九州の一体感の醸成と街の活性化及び青少年の健全な育成に努めていきたいと思います」

柱谷幸一監督
「まず、新スタジアムの建設が決まったことを大変嬉しく思います。新スタジアムができることで、J1昇格に向けての道のりがより明確になりました。新スタジアムができることで北九州の子どもたちが大きな夢を見ることができると思いますし、我々もその一端を担えると思うと責任の重さを感じます。新スタジアムを満員にするためにもそれまでの年月を大切に、まずは本城で魅力あるサッカーをし、クラブだけでなく、市民の皆さん、スポンサーの皆さんと一緒になって大きな目標に向かっていきたいと思います」

●DF前田和哉主将
「J1昇格には施設と成績が必要不可欠な要素です。スタジアム建設への動きが決定したことは素直に嬉しいです。市が施設面の環境を整えようと、市長はじめ多くの方が力を合わせて一つの物を造ろうと進めてくださっているのは、まさに市民の皆さんの僕たちに対する期待の表れだと思います。僕たちはピッチで結果を出し、皆さんの期待にこたえていけるよう頑張ります」

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