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C大阪・柿谷が今季10点目!ザックの前でアピール弾!

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[7.10 J1第15節 C大阪2-1横浜FM 金鳥スタ]

 アルベルト・ザッケローニ日本代表監督が視察に訪れたセレッソ大阪横浜F・マリノス戦は、FW柿谷曜一朗の先制ゴールなどによってC大阪が2-1で勝った。

 日本代表初選出が注目される男が代表指揮官の前で結果を残した。前半12分、C大阪はMFシンプリシオが前線中央の18歳FW南野拓実へくさびを入れると、南野が柿谷とダイレクトのワンツー。そして前を向いた南野がDF3人を引きつけてから左前方へ斜めのスルーパスを通すと、抜け出してGKと1対1となった柿谷がコントロールから右足シュートをゴール右隅へ流し込んだ。

 日本代表入りへの期待が高まる中、「(代表入りは)もっとチームで目立って、それからやと思う。もっともっとチームに貢献することが大事やと思います。代表へ行くにはセレッソでどんだけできるかっていうのがある。『どんだけセレッソで頑張ってんねん、コイツは!』というところに期待してほしい」と語っていた男は、これで今季10得点目のゴール。ザッケローニ監督の前で持ち前の技術と得点力を示した。

 注目FWのゴールで先制したC大阪は、26分にも左サイドをワンツーで崩した南野がドリブルでさらにDFを外す。対する横浜FMはMF中村俊輔、MF齋藤学中心に反撃。特に齋藤は前半終了間際にゴールポスト直撃のシュートを連発し、危険な存在となっていた。

 C大阪は1-0で前半を折り返したが、後半9分にアクシデント。横浜FMの左FKをクリアしようとしたGKキム・ジンヒョンが相手選手と交錯し、立ち上がることができない。守護神は5分後に何とか立ち上がってプレーを再開したが、横浜FMは15分に中村の左CKから中央のMF富澤清太郎が決定的なヘディングシュートを放つ。C大阪はこれをゴールライン上でDF丸橋祐介がクリア。ただキム・ジンヒョンはその直後にピッチへ座り込み、GK武田洋平との交代を強いられてしまう。

 GKが途中交代してしまう展開となったC大阪だが、貪欲に2点目を狙って攻めていく。MF山口螢が前線を追い越してスペースへ飛び出したほか、柿谷が決定的なシュートを連発する。1点を奪うことができない横浜FMは後半43にDF奈良輪雄太とFW藤田祥史を同時投入。そして45分には中村の左足FKがゴールを捉えたが、逆にここからのカウンターでC大阪がダメ押しゴールを奪う。柿谷とのワンツーでボールを運んだDF酒本憲幸がシンプリシオへボールを預けると、背番号30はプレッシャーの緩い相手の隙を突いて右足シュートをゴール右隅ヘ流し込んだ。

 横浜FMは5分間のアディショナルタイム突入後にFWマルキーニョスのヘディングシュートで1点を返したが、反撃はここまで。勝ったC大阪はこれでJ1で9試合連続不敗とし、一方の横浜FMは公式戦9試合ぶりとなる黒星を喫した。

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