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1G1AのC大阪MF南野「ゲームで使っているような選手と対戦できた」

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[7.26 親善試合 セレッソ大阪2-2マンチェスター・U 長居]

 MF香川真司に始まり、MF乾貴士、MF清武弘嗣、MFキム・ボギョン、MF家長昭博、そしてMF柿谷曜一朗。錚々たる顔ぶれがプレーしてきたセレッソ大阪の2列目。その系譜に、確実に名前を連ねることとなるであろう新星が、世界有数のビッグクラブであるマンチェスター・ユナイテッドを相手に、眩い輝きを放った。今シーズンからトップチームに昇格し、清武、柿谷が付けた13番を背負うMF南野拓実だ。

「強豪相手に自分がどれだけ通用するか、すごく楽しみでした。その中でビビらずに、どんどんチャレンジしていこうと思っていました。あまりシュートが打ててなかった中で、思い切り良く蹴ったのがシュートになって良かった。自分の中では、いつもと同じように試合に入ることができました」と、南野は良い感覚を持って試合に入れたと振り返る。

 前半34分にはDFクリス・スモーリングからボールを奪い、FW杉本健勇にパス。その後もゴール前に走り込みパスを受けられる位置へ行った。この動きでGKアンデルス・リンデゴーアを引き付けると、杉本は自ら左足でシュートを放ち、先制ゴールを決めた。

 後半9分には香川にゴールが生まれる。そのプレーを見て「さすがだなと。あそこで、あのファーストタッチと振り向きざまのシュート。ああいうのは自分にないプレー」と、南野は刺激を受けたという。そして同18分、南野はMF楠神順平からパスを受けると、ボールをコントロールし、PA外から思い切りよく右足を振り抜いた。ボールはドロップしてGKリンデゴーアの指先を抜けて、ゴールネットに突き刺さった。

「狙える距離だったので打ちました。後半はシュートを打てていなかったので、そのちょっと前からチャンスがあったら思い切ってシュートを打って行こうと思っていたんです。しっかりミートして、狙った所に入ったので良かったです。落ちるようなボールでしたね」

 このゴール後も、南野のプレーは際立っていた。前線でボールの受け手となり、タメをつくって味方の攻め上がりを促す。相手の守備に綻びがあれば、そのまま速攻に移る。柿谷、MF山口螢、MF扇原貴宏と日本代表に招集された選手たちがいない中で、ルーキーは臆することなくゲームを組み立てた。

 後半42分に、大きな拍手を受けながらベンチに下がった南野は「素晴らしい経験でした。ゲームで使っているような選手と対戦できて、自分の中でいろいろと感じることがありました。課題も見えたし、逆に自信も付きました。世界トップのああいうレベルの中でやりたいという子供の頃からの夢がありますが、こういう機会があって、試合が出来たのは自分の中で貴重な経験になりました」と、世界との距離を計れたことを喜ぶ。

 無邪気な言葉で喜ぶ18歳だが、『ゲームの中の世界』が身近になるのは、そんなに遠くないと思わせるプレーだった。

(取材・文 河合拓)

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