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7戦ぶり敗戦のF東京 MF長谷川「上位の強さを感じた」

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[8.17 J1第21節 F東京0-2横浜FM 味スタ]

 上位との差を詰めるチャンスを、生かせなかった。FC東京は17日の横浜F・マリノス戦に0-2で敗れ、7試合ぶりの黒星を喫した。前半31分にMF兵藤慎剛に先制点を決められると、後半は運動量の落ちた相手に対し、一方的に攻めた。しかし、同点ゴールを挙げられないまま、後半44分にはカウンターからMF中村俊輔に3度の切り替えしから、豪快なシュートを叩き込まれてしまった。

 試合後、DF森重真人は、「今日は何もできないまま、歯車がかみ合わないまま終わってしまった印象」と、肩を落とした。具体的な失点シーンの改善策については「ビデオを見たりして、反省点はしっかり確認したい」と述べるにとどまったが、「相手の守備が良いときは、もっと我慢強くサイドから攻めなければいけない。攻撃がうまくいかないときは、特に夏場は守備も我慢強くしないと」と、攻守における我慢不足を敗因に挙げた。

「上位の強さを感じた」と振り返るのは、MF長谷川アーリアジャスールだ。「チャンスをつくれなかったわけではない。サイドから崩せた場面もあった。決めきれていたり、やりきれていたら、違う試合になったと思う。先制されて前に出た反面、カウンターから失点したので、リスクマネジメントをしないといけない」と、古巣に喫した敗戦を悔やみ、横浜FMの決定力に脱帽した。

 後半、MF三田啓貴が入って活性した中盤の底に入り、パスをさばいた長谷川は、7戦ぶりの敗戦を引きずらないことが肝要だと強調する。

「今日の負けに、いつまでもクヨクヨしていても仕方がない。しっかりと反省して、切り変えて。次の試合はすぐ来るので、成長できるような経験にしたい」と、次節のアウェー磐田戦に向けて、気持ちを切り替えた。

(取材・文 河合拓)

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