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連続ドローは5でストップ、柿谷先制弾のC大阪が17位・磐田撃破!

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[9.28 J1第27節 C大阪2-0磐田 キンチョウ]

 5試合連続引き分けの5位・セレッソ大阪とJ1残留へ負けられない17位・ジュビロ磐田との一戦は、C大阪がFW柿谷曜一朗の先制ゴールなど2-0で勝った。C大阪は6試合ぶりの白星。首位・横浜FMとの勝ち点差を8としている。

 前半押し込まれていたC大阪が「前半相手がだいぶ前から来ていた。後半はそれを跳ね返すくらい自分たちが前から行こうと決めていた」というエースのゴールで勝ち点3を獲得した。後半1分、C大阪はセンターサークルでインターセプトしたMF山口螢がすかさずDFのギャップを突くスルーパス。これで抜け出した柿谷がGKとの1対1から左足シュートを決めて先制した。前半途中に右MFからボランチへポジションを移していた山口の好プレーから柿谷が今季16点目となるゴール。0-0で前半を折り返した試合はC大阪がスコアを動かした。

 前半、よりチャンスをつくっていたのは磐田だった。17分、右サイドのスペースを突いたMF山本康裕の折り返しにFW山崎亮平が飛び込み、またDF駒野友一の左足ミドルがゴールを捉える。そして30分には駒野のループパスをPAでコントロールした山崎が右足ボレー。決定機をつくり出していた磐田だが、PAで堅い守りを見せる相手ゴールを破ることができない。

 そして前半終了間際に柿谷の右足FKがゴールを捉え、DF丸橋祐介が右クロスから決定的なヘディングシュートを放つなど流れを引き寄せていたC大阪が後半開始直後に先制。GK八田直樹の好守実らず先制された磐田はさらにリードを広げられてしまう。

 後半12分、C大阪は丸橋の左FKからニアサイドへDF藤本康太が飛び込むと、最後はゴールエリアにこぼれたボールをDF山下達也が頭でゴールへ押し込んで2-0とした。中盤で山口とMF扇原貴宏が相手の攻撃に蓋をするC大阪は、最終ラインも好守を連発。また8月17日の清水戦で負傷したU-18日本代表FW南野拓実が後半32分に復帰し、積極的なプレーを見せるなど前半とは逆の試合展開に持ち込んだ。
 
 J1残留圏内15位の甲府と勝ち点10差とあとのない磐田は、2点目を失った直後にMFペク・ソンドンとFW阿部吉朗を同時投入。27分にはMF小林裕紀をピッチへ送り出して巻き返しを図る。MF山田大記が身体を投げ出すようにPAへ飛び込むなど、勝利への貪欲な姿勢を見せた磐田だが、失点以外にも駒野がMF楠神順平にかわされて決定的なシュートを浴びるなど後半は苦しい戦いが続き、45分に左クロスを山田が合わせた左足ボレーがGK正面を突くなど運もなかった。残り7試合。逆転でのJ1残留へまた一歩遠のく敗戦となった。
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