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[早スポ]早稲田大、筑波大戦後のコメント

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[早稲田スポーツ ゲキサカ版]
JR東日本カップ2013 第87回関東大学リーグ戦 10月12日 茨城・ひたちなか市総合運動公園陸上競技場

早稲田大1-3筑波大


以下、試合後の早稲田大選手コメント
●MF中田航平主将(4年=横浜FMユース)
―1-3で逆転負けとなりました。きょうの試合を振り返って
「予想はしていた中でずっとポゼッションをされて、立ち上がりに点を取れたのは良かったんですけど、後半になって1対1で破られるシーンというのが増えました。チームとしてやらなきゃいけないことはありますけど、やっぱり個人でやられたらこのように差がついてしまうので、個人のレベルを上げなければ差は埋められないですから、もう一度切り替えてやっていきたいです」

―戦前の予想通り、筑波大は細かいパスを繋ぐサッカーで勝負してきましたが、印象はいかがでしたか
「前半はプレッシャーをかけてボールを奪えるシーンが多く、このままプレッシャーをかけ続けたら勝てるという自信があったんですけど、最初から最後までポゼッションされる中で、徐々に自分たちの運動量が落ちていき、相手のパスサッカーが有効になってきて、隙だったり、ブロックが広がったところを上手く使われたのが非常に痛かったです」

―前半はワセダらしいサッカーで先制点を奪い、その後もペースを掴みましたが振り返って
「前半は非常に良かったです。風上というのもあって、皆割りきって繋げないところはしっかりクリアしたり。ただそういうところでも自分たちがもう一段階レベルを上げるとしたらボールを奪ってから素早くポジショニングを取って、しっかりワンクッション置いてから前に入れるというようなプレーをやっていかなきゃいけないですし、前半のサッカーを後半やらなきゃいけないです。前半のサッカーで、どれだけエネルギーを使い過ぎないで後半も同じエネルギーを出せるかが非常に大切ですから、有効に守備でも攻撃でも力を使うことが課題です」

―逆に後半は受けに回り、プレスをかわされるシーンが目立ちました。いかがでしたか
「風下というのもあって、相手にポゼッションされて、ラインが少し低くなってしまって、プレッシャーにいこうとしてもすぐ剥がされてしまうことが多くあったので、風下とか関係なくラインを全体として上げたり、もう少し相手のディフェンスラインへのプレッシャーというのをもっとやっていかないと、押し込まれたら失点してしまいます。もっとワセダらしく前からプレッシャーをかけるために前半の立ち上がりの強度と後半の強度を同じに保つ必要があると思います」

―きょうも3失点ということで、後期に入ってから失点が減りません。その原因は何ですか
「ミスからの失点が前節あったりしましたけど、やっぱり個人のレベルが低いからこそ失点してしまうと思うので、チーム全体の課題ではありますけど、個人個人が1対1で負けないようにやっていきたいです」

―優勝に向けて後が無い中で迎える次の相手は順大です。それに向けて
「前期負けている(●0-1)相手なので、シーズン通して同じ相手に2回負けていたら優勝争いというのは出来ませんから、まずは優勝争いどうこうというよりも次の順大戦で勝つためにこの1週間しっかりとトレーニングを積んでいきたいです」

●DF三竿雄斗副将(4年=東京Vユース)
―3失点を喫してしまいましたが、振り返って
「風下で結構早い時間に失点してしまって、しょうがないこともあったんですけどそのまま連続失点を防げなかったのが全てなのでこの3失点をしっかり受け止めてやっていきたいと思います」

―1点目はオウンゴールでしたが
「上手くゴールカバーにはいれたんですけどやっぱり相手のシュートが早くてクリアしきれなかったので。ああいうところで守っていければ良かったと思うんですけどあれはもったいない失点だったと思っています」

―サイドから圧倒されてしまいましたが、筑波大の印象は
「攻撃に人数をかけていて、守備は1人1人意識していました。サイドから攻撃の形を作っていこうと思ったんですけどなかなか左サイドに良いボールが来なかったのでもっともっと要求しないと意味がなかったかなと思います」

―後期に入っての平均失点数がかなり高くなっています
「いままでは崩されてやられるというか綺麗にやられるということはなくて、本当に1つのセットプレーであったり競り合いの後だったりで勿体無い失点に終わったんですが、きょうは相手の質の高さというかそういうものに圧倒された面もあったので意識としては悪くないと思うので続けてやっていくしかないと思います」

―イエローカードをもらってしまった後に納得いかない顔をされていましたが、振り返っていかがですか
「そうですね、あれは絶対ファールではなかったと思います。あそこでボールを奪って攻撃に繋げれば絶対チャンスというか得点に結びつけられたと思うのでイエローカードをもらったのは不服ですし納得いきませんでした」

―次節は前期敗戦している順大との対戦になります
「前期で負けているのでしっかりと借りを返して、また専大との勝ち点差は空いてしまったんですが諦めません」

●MF池西希(4年=浦和ユース)
―きょうの試合を振り返っていかがですか
「幸先よく先制したんですが、後半に守りきれなくて悔しいです。リーグ優勝のためになんとか勝ちたかったんですが、きょうの負けは厳しいですし、個人的にも悔しいです」

―立ち上がりに先制点を奪えましたがそのシーンを振り返っていかがですか
「相手からボールを奪ってから航平(MF中田、4年=横浜FMユース)が素早く繋いで、大希(FW榎本、4年=横浜FMユース)しっかり決めてくれたあのシーンは自分たちが狙っていたかたちですので大きかったです。自分たちらしい速攻でしたのでなんとかあの得点を大事にゲームを進めたかったんですが、後半簡単に逆転されてしまったので、もう少し集中力だったり、プレスの持続トってところをレーニングで高めたいです」

―後半は相手のパス&ムーブに圧倒される時間帯が続きましたが振り返っていかがですか
「後半の立ち上がりに相手がうまく回してきて、なんとか同点にされないように粘りたかったんですけど、早い段階で追いつかれて、逆転されてしまい相手を楽にさせてしまったと思ってます。もっと集中してなんとか自分たちがリードしてるかたちで試合を進めたかったんですが、ちょっとポンポンと簡単に点を取られてしまったのがきつかったです」

―終盤には相手のゴールに迫る場面が何度かありましたが手応えはいかがですか
「何度かうちのいいかたちは出せたし、あと少しでゴールになるようなものもありました。ただ早い段階で相手に逆転を許してしまって、なかなか自分たちの展開に持ち込めなかったのが逆転できなかった原因だと思います。ああいう試合巧者に対し簡単に点を取られてるようじゃ勝つのはちょっと厳しいかなと思いますね」

―後期に入ってから失点が目立ちますが改善点はどのようなところだと思ってますか
「そんなに大きく崩されてはいないと思うんですけど、ただプレーに迷いがあるというか、思い切ってボールにチャレンジできていないと思います。しっかり取りに行くところを取らないと、簡単にかわされたのでは相手にチャンスを作られてしまうと思うし、前期みたいな粘り強い守備ができてこないと思います」

―次節の順大戦に向け意気込みをお願いします
「残り6試合ありますが、全部勝てばまだ何が起こるか分からないと思うので、残り全部取るつもりでいきます。諦めたら終わりなので、強い気持ちを持って臨みます」

●FW榎本大希(4年=横浜FMユース)
―試合を振り返っていかがですか
「立ち上がり自分たちらしい速攻からしっかり先制できたのは良かったんですが、後半相手の流れになったときに粘れずにずるずるいってしまったのが悔しいです」

―開始早々に先制点を決めましたが振り返っていかがですか
「ボールを奪ってからうまく前に運べて、相手が奪われたときにDFラインを下げずにオフサイドを狙ってくるというのが分かっていたので、そこをうまく突いて裏を取って決めれたのは良かったです。自分たちらしいかたちで得点できたのは大きかったかなと思います」

―前半は相手のパス回しを寸断して試合を優位に進めていましたが手応えはいかがですか
「前半は守備に対するみんなの意識が本当に高くて、しっかり連動してプレスにもいけてましたし、相手にゴール前で決定的な仕事もさせなかったので良かったと思います。全員のアラートさがしっかり出ていた穴のない集中していた守備だったと思います。相手のFWにもボールを出させていなかったので」

―ただ後半は相手にパスで翻弄されサイドを使って攻め込まれ、失点してしまいましたが振り返っていかがですか
「相手がパスを使って攻めてくるのは分かってましたし、サイドに強みがあってそこからゴールを狙ってくるというのも分かってはいたんですけど、うちのプレスをうまくかわされて簡単に失点してしまったなと思います。同点に追いつかれてからが脆く、流れを簡単に渡してしまったなと思います。あそこでイーブンの状態で試合を進められればまだ分からなかったですが、筑波大相手に3点取られたら逆転するのはなかなか難しいし、試合展開としては良くなかったです」

―一方攻撃では何度か惜しい場面もありましたが
「ヘディングの場面は正直入ったと思いました。タイミングもぴったりだったので。他の場面でも2、3点取れる場面がありましたけど、そこは相手との決定力の差をというのは感じました。自分が決めるところを決めてたら結果は違ったものになってたと思います」

―専大との勝ち点差が『8』になったことに関しては
「正直この差はかなり大きいし、厳しくなったと思います。勝ち点差を前節で縮めたのでなんとかきょうは勝っておきたかったのですが、厳しい結果となったと思います。ただまだ諦める訳にもいかないので、残り試合全部勝って専大に食らいついていきたいと思います」

―次節の順大戦に向け意気込みを
「順大には開幕戦(●0-1)でも負けてるので、同じ相手に2回も負ける訳にはいかないので絶対に勝って、専大に少しでもプレッシャーをかけたいと思います」

●DF奥山政幸(2年=名古屋U18)
―筑波大に負けてしまいましたが今のお気持ちを教えてください
「前回難しい試合をものにして勝つことができました。結果としては良かったですが反省点もありました。そのような中での今回は筑波大ということで相手は技術も高いですし、気を引き締めて試合に臨みました。ですが、前半は良かったものの、後半大きく崩れてしまった。もっとやれるところもありましたし、とても悔しいです」

―前半はうまくボールを回せ、早大のペースのように感じましたがいかがでしたか
「前線からうまくプレスをかけてくれて、それで後ろに入ってきた敵は自分たちがなんとかするといった感じで、全然入りは悪くなかったです。高い意識を持って試合に入れたと思います」

―後半はチームの印象がガラッと変わり、失点もありましたし、相手に押される場面も目立ってしまいました。後半を振り返っていかがですか
「やはり、自分の対応ミスもありましたけど、先制されてしまって。口では引きずんなとか言ってましたけど、心のどこかでは焦りを感じていて。それが原因でディフェンスラインもどんどん低くなってしまいました。とても残念です」

―失点シーンを振り返っていかがですか
「まず、1失点目は自分が対応に行ったのですが、足を滑らせて簡単に抜かれてしまいました。2点目は課題のクロスの対応だったのですが、大きくえぐられてからのクロスだったので前向きな対応ができませんでした。3失点目は中盤での競り合いから負けてしまいました。自分のキックミスもありましたね。防げる失点ばかりだったので、これから上を目指すためにも改善していきたいです」

―前半はできた守備の形を後半続けられなかった原因はどのようなところだと思いますか
「やはり失点ですね。そこから気持ちを切り替えられず、ディフェンスラインをズルズルと下げてしまいました。そこからペナルティーエリア内に8人ブロックがいる状況だったり、その分ファーストプレッシャーも遅くなってしまいました。そのようなところが原因だと思います」

―今までは改善点はクロスへの対応ということで課題が明確でしたが、今回は今までとは違う形の失点もありました。今後早大が変えていきたいこと改善したいところはどのようなところだと思いますか
「個の力で負けているところが多くあります。筑波大の選手もうまかったですし。そして、球際のところでもうまい選手に取られてしまう。自分たちはうまいチームではないですけど、球際や1対1ではもっと圧倒できるようなトレーニングをする必要があります。そのような積み重ねをしない限り、このような難しい試合ではボールを取り返せませんし、自分たちの方にボールはこぼれてこないと感じました」

―これからのリーグ戦への意気込みをお願いします
「後ろを向いていても仕方がないので。前だけ見て目の前の一戦一戦を大切に、これからの試合全部勝てるように練習していきます」

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