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名古屋がケネディ弾で敵地連戦2連勝、柏の250勝はまたもお預け

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[3.15 J1第3節 柏0-1名古屋 柏]

 名古屋グランパスが敵地で柏レイソルを下し、2連勝を飾った。後半21分にFWケネディが奪った得点を最後まで守り抜いた。柏は今季初黒星。あと1勝と迫ったJ1通算250勝はまたもお預けとなった。

「レイソルが開幕から少し攻撃的なところが出ていなかったので、今日は少し圧力をかけてくると予想していたが、思いのほか前半から自分たちが主導権を握れた。得点出来ればさらにペースを握れるんじゃないかと思っていた。最後は逃げ切りの形になったが、自分たちでゲームをコントロール出来ていたと思う」。古巣相手の勝利を淡々と振り返った西野朗監督。ホームでの開幕戦落とした名古屋だが、大宮戦に続き、敵地連戦を2連勝で終えた。

 監督の言うように、前半から押し気味に試合を進めた。ようやく試合が動いたのは後半21分、右サイドをドリブルで持ち上がったFW矢野貴章がクロスを入れると、一番遠いサイドにいたケネディがDF高山薫の頭上から頭を突き出す。「いいボールが来たので、合わせるだけだった」。後半から途中出場した矢野がアシストするという、交代策もズバリ的中。西野監督の色が徐々に出始めた。

 一方、2戦連続引き分け中の柏もFW田中順也を今季初先発させるなど、テコ入れをして、試合に入った。だがレアンドロ、レアンドロ・ドミンゲス工藤壮人、田中と並ぶ強力攻撃陣も生かしきれず。終盤ようやく名古屋ゴールに迫る場面もあったが、今季初の無得点に終わった。

 こちらも古巣相手の対戦となったネルシーニョ監督。試合後は「前半は相手にボールを持たせすぎた」と唇を噛んだが、「まだ始まったばかり。自分たちのやっていることを疑わずに続けていけば、おのずと結果は付いてくる」と前を向いていた。


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