クラブが契約延長に難色と報道

　シドニーFCに所属する元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロは、今シーズン終了後にシドニーを退団することになるかもしれない。クラブが契約延長を拒否したと報じられている。

　2012年夏にユヴェントスからシドニーへ移籍し、昨年2月に契約を2014年夏まで延長したデル・ピエーロ。来季に向けても、現在と同条件の年俸での契約延長を希望していたようだ。

　だがオーストラリア『シドニー・モーニング・ヘラルド』は、クラブがこれに難色を示したと報道。8月にはAリーグオールスターの一員として古巣ユベントスと対戦する見通しのデル・ピエロだが、この試合がオーストラリアでの最後の試合、あるいは現役ラストマッチとなる可能性もあると見られている。

　現役を続行する場合には、イタリア復帰やオーストラリアの他クラブ移籍の可能性は低いと見られる。『シドニー・モーニング・ヘラルド』は、「より可能性の高い選択肢はアジア」だとして、中東や中国、日本でプレーする可能性もあるのではないかと伝えている。また、1月にはタイへの移籍が噂されたこともあった。

　今季シドニーFCでもチーム最多の8ゴールを記録するなど、今でもファンを楽しませ続けているデル・ピエロ。今年11月には40歳の誕生日を迎える同選手の去就に、注目が集まることになりそうだ。